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AndroidマーケットにEvernoteアプリが公開されていくつかの記事、ブログなどを見てきましたが、どれもEvernoteでできること、機能までしか触れておらず、いかにうまく使っていくのかまでは言及されていませんでした。

Evernoteは、ただアプリが公開されたから即仕事に役立ったりメモの一元管理が効率よくできるわけではありません（と、思います）

メモをどういう形で管理していくかと言うことをある程度想定して、Evernote PC版、WEB版、携帯版すべてを使って行くことでEvernoteのよさが分かってくると思います。

もう一つ、「メモの中身」について悩んでいる方が多いかと思いますが、メモの中身をどうするかなんて考えて仕方ありません。Evernoteでのメモの取り方なんて無数にありますのでいちいちどういうフォーマットが良いのかということを考えるとEvernoteは使えないと思います。メモの中身はどうでも良いのです。それが「メモ」だと思います。

Evernoteの使い方、基本的には以前紹介した「WEBメール」感覚で利用すれば良いかと思います。その理由は、メールサービスが唯一情報を一元管理できているからです。

Gmailだと、WEB版、PC版、携帯版で同じ情報にアクセスできていますよね？メールと言う情報に限っていて言えば、あちらこちらに散乱していることは無いと思います。さまざまな端末からどういうアカウントのメールボックスを閲覧すればどんな端末でも同じように情報が表示されます。

EvernoteとGmailの対応を取ってみると、

• Evernote WEB版　＝　Gmail WEB
• Evernote PC、Mac版　＝　Thunderbird、Outlookなどのメーラー
• Evernote iPhone、Android、Windows Mobile・・・版　＝　携帯用Gmailアプリ

と関係であることがすぐに分かると思います。

すると、メールの送受信や振り分けなどは基本的にPC版かWEB版を使って行うと思います。Evernoteでも同じです。メインはPCを使って行い、携帯版はあくまでビューワ程度の利用で十分だと思います。

携帯用Evernoteでは、カメラで撮影した写真やボイスメモをアップロードすることに特化されているため、そういったメモについては携帯用アプリをメインで利用すれば良いかと思います。

とはいえ、メモの管理はPC、WEB版を使って行うことになります。

次の図は、Evernote PC版です。「Notebook」には用途に合わせてノートブックを用意しています。ここで、デフォルトのノートブックは「inbox」に設定しています。

すべてのメモはとりあえず「inbox」にまとめます。携帯で取った写真メモ、ボイスメモ、添付ファイルなどもすべて「inbox」に集まります。メールの「inbox」と同じです。

「inbox」に集まったメモをPC版やWEB版で編集し、用途別のノートブックにそれぞれ振り分けていきます。写真メモであれば「Photo」、PDFであれば「pdf」と言うノートブックに振り分けることもできます。

あくまで使い方の一つなので、メモの中身によっては振り分け先が違う場合もあります。

この操作した内容と言うのは、Evernote WEB版を使ってアクセスしても同じものです。なんとなくメールと同じような感じじゃありませんか？中身はメールじゃなくてメモです。

Evernote Android版から見るとこんな感じです。名刺などを撮影してEvernoteにアップしても良いかと思います。

それでもメインで使うのは、Evernote PC版かWEB版です。Android用アプリではありません。

このように、メールと同じよう感覚でメモを管理すれば「Evernoteは使いやすい」と感じるのではないかと思います。Android用Evernoteアプリだけ使ってもおそらくEvernoteの恩恵は感じられないかと思います。

今回紹介してきたことは、Evernoteを使うすべての方にお勧めできるものだと思います。何でかって？それは、WEBメールやメーラーってどれも似たりよったりでしょ？機能は違えどメールの管理方法はほとんど同じだからです。

と言うことを考えると、「メモの中身はどうでも良い」と言うことが実感できるのではないかと思います。ホント、メモの中身、フォーマットは何でも良いのです。