北欧デザイン ANCなどかなり機能的な完全ワイヤレスイヤホン「Sudio Ett」のレビュー

投稿日時 1月 7th, 2021 by juggly 投稿カテゴリ » ブログ, 周辺機器・アクセサリー
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スウェーデンのオーディオ機器ブランド Sudio が販売している現行最新の完全ワイヤレスイヤホン「Sudio Ett(エット)」をご紹介します。今ではスマートフォンで音声だけを楽しむ使い方や音声メインのコンテンツが増えてきており、そうした用途に適したイヤホンとして Sudio Ett は必要な機能を備えていますし、デザインもなかなか良いのでおすすめです。 

Sudio はシンプルながらもお洒落さもあり、そして機能的、そんな北欧デザインを売りにしたイヤホンやスピーカーを販売しているブランドです。Sudio 製品は国内でも Amazon や日本向けサイトで簡単に購入できるので、ブランドをご存知の方は多いと思います。

今回ご紹介する Sudio Ett は周囲の騒音を低減させるアクティブノイズキャンセリング機能やステレオマイク通話、Bluetooth 5、Google アシスタントに対応しており、他社の製品と比較しても機能面で見劣りすることはありません。大きな特徴としては冒頭でも述べたように北欧デザインに基づく設計を採用した点です。

それぞれのイヤホンには一つのボタンとマイクがあり、イヤホンにしては少し歪な形の気もしますが、全体的に丸みを帯びていて耳によくフィットします。本体が耳たぶからはみ出ないサイズなので、横寝スタイルで使用してもさほど耳は痛くなりません。また、IPX5 の防滴仕様なので、運動中の発汗や多少の水濡れにも耐えられます。色々なファッションやシチュエーショの中でも違和感なく使えるユニバーサルなイヤホンです。

イヤホンなので何よりも音質が気になりますよね。これについては、低音域から高音域まで音は結構クリアに聴こえ、変に低音ブーストが利いていないので、音楽視聴はもちおり、ラジオやポッドキャストといった音声コンテンツもいい感じで視聴できます。他社の製品を引き合いに出せば、ソニーの WF-H800 に近い音質ですが、これよりも音のクリアさといいますか、解像感が僅かに劣っているという感じでした。いい意味で「可もなく不可もなく」という印象です。

音質に関して「普通」と聞くと購入意欲が失せてしまいますが、がっかりしないでください。というのも、Sudio Ett のアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能は結構優秀で、これはスマートフォンだけであらゆるメディアを視聴する現代のライフスタイルにおいて非常に重宝するものとなっています。

ANC とは通話用マイクを利用して周辺ノイズを低減させる機能です。イヤホンのボタンをただ長押しすれば ON / OFF を切り替えられ簡単に利用できますし、ANC を利用すると、例えば、エアコンの送風音や換気扇の回転音は半分以下に減りますし、周りの人々の話し声は殆ど聞こえなくなります。あたかも周りがシーンとした状態となるのでスマートフォンの音に集中できます。ANC の効果の程は使用環境によって変わってきますが、私自身とても重宝しています。

少し個人的な話になりますが、私の自宅は国道沿いにあって常に自動車の走行音が耳に入ってきます。今は慣れたのでさほど気になる騒音ではなくなりましたが、そんな場所で Sudio Ett のANC を使用すると、妙に気になる自動車の騒音は殆ど耳に入らなくなり、今では日常的に Sudio ETT を使用するほどになりました。

ANC は音を補正するので機能を ON にすると音質が劣化してしまうのではないかと思いきや、私が使用した限りでは、「劣化してるな〜」と気付くことはありませんでした。ただ、そもそもの原音の質が悪くて音量をかなり下げている状態だと音がもっとかすれた感じに聞こえたので、弊害が全く無いというわけではありません。

Sudio Ett の地味に凄いところ、それはスペアのイヤピースが豊富に同梱されている点で、なんと 5 サイズ・7 セット付いてくるので、「買ったけど耳に合わない」というトラブルは起きないと思います。

Sudio Ett のバッテリー駆動時間は、ANC OFF 時で約 6 時間、ANC ON 時で約 4 時間となっており、実際に使用したところ、ANC が ON の状態でも 5 時間程度は使用できましたので、概ねスペック通りだと思います。また、バッテリーケースの USB コネクタは Type-C なので、スマートフォンの充電器がそのまま使えます。

Sudio Ett にはブラックやホワイトの他、ピンク、グリーン、アントラシート(無煙炭)と豊富なバリエーションがあり、カラーも比較的自由に選べます。

Source : Sudio