GoogleはAndroid端末メーカーから1台あたり$0.75のGoogleモバイルサービスのライセンス料を得ているらしい
Googleは、Android端末の基本機能とも言えるGoogleモバイルサービス(GMS)を搭載して製品を発売する端末メーカーらに対して、端末1台あたり0.75ドルのライセンス料を課していると英国紙 The Guardianが報じています。
Androidは、その基本的なソフトウェアは無償のオープンソースソフトウェアとして公開されており、(ライセンスの範囲内で)誰でもソースコードをダウンロードして自由に改変することができます。度々、「Androidはオープンソースで無償で誰でも利用できる」という謳い文句を耳にしますが、それはGMSを除けばの話で、GMSはAndroidの登場時より基本機能として大手メーカーのほぼ全ての製品にインストールされていることから、端末メーカーにとっては事実上無償とは言えなくなります。
The Guardianが報じたところによると、GoogleはGmailやGoogleマップ、Google PlayストアなどのGMSを組み込んだ製品を発売するのに、端末メーカーに対して端末ごとにライセンス料を課しているそうです。例えば、10万台の端末が発売されれば、それに課せられるGMSライセンス料は75,000ドルになるとされています。1台あたり0.75ドルです。
現在のAndroid端末によるアクティベーション数は毎日100万台を超えていると言われています。アクティベーション数はGoogle Playストアの起動を基に算出されているので、1日100万台がアクティベートされるとすれば、ライセンス収入は1日あたり75万ドル(約7,750万円)、四半期ベースだと6,750万ドル(約69億円)にもなります。とはいえ、Googleの2013年Q3の売上高137億7200万ドルに比べるとライセンス収入はごくわずかです。
Source : The Guardian
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