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AndroidマーケットにはPCから端末に対してリモートでロックをかけたり、MAX音量の着信音を鳴らしたり、位置情報を確認したり、中身を消去したりできるアプリが多数公開されています。当ブログでも結構たくさん紹介してきました。

今回もまたそういう系のセキュリティアプリなのですが、今回紹介する「Mobile Phone Locator」は、個人的にかなり使いやすくて便利なので今はこれを手元の端末に入れて使っています。

残念ながらAndroid2.2以降の端末でしか利用できません。

Mobile Phone Locatorの何が良いのか、それは端末にインストールしたアプリ自体の設定をほとんど行うことなく、PCから専用サイトにアクセスすることで端末の管理（位置情報、リモートロック、リモートワイプとか）ができるということです。簡単に言うと非常に使いやすいということです。

Mobile Phone Locatorのインストールと設定

まず、Androidマーケットからアプリをインストールします。インストール後、アプリを起動し、Googleアカウントでログインします。ログインする際、アクセスを許可する必要があります。

その後、GPSによる位置情報の更新頻度を選択するだけ。※WEB管理画面上から位置情報を取得するコマンドを実行できますので「No update」でも構わないかと思います。

Mobile Phone LocatorWEB管理画面にアクセス

PCブラウザからhttp://mobilephonelocator.appspot.com/にアクセスし、先ほどログインに使用したGoogleアカウントでログインします。すると、

このような管理画面が表示されます。画面左側には端末の位置（端末側で自動的に更新する設定をしておけば自動的にリフレッシュ亜sれます）、画面右側には端末情報が画像付で表示されます。

端末はIMEIで区別するので、複数の端末をMobile Phone Locatorで管理していると、画面右上のリストに複数のIMEIが表示されます。

Mobile Phone Locator（WEB管理画面から）の操作

地図上に表示されたポップアップにギアのアイコンが表示されます。それをクリックすると遠隔操作画面が表示されます。

Mobile Phone Locatorを使ってできることは、画面左上のアイコンから、

• スピーカーアイコン：ベルを鳴らして端末を探す
• 電池アイコン：バッテリーの残量、充電状況を確認する
• ケータイアイコン：端末情報を表示する
• アンテナアイコン：位置情報を取得するコマンドを送信する
• 鍵アイコン：リモートロックをかける
• 爆弾アイコン：リモートワイプを行う

で、それぞれアイコンをクリックすることで右画面に設定画面、操作画面が表示されます。

たとば、リモートロックをかける場合、鍵アイコンをクリック。

「Lock PIN」に端末側で解除するための暗礁番号を入力、もし、「Number of failed」を0より大きい数にすると、指定した回数ロック解除に失敗すれば向上出荷時設定に戻ります。ユーザデータは全て消去されます。これは端末をなくした場合、誰かに盗まれた場合に有効ですね。デフォルトは無効化されています。

リモートロックすると、Android標準の暗証番号によるセキュリティロックがかかります。リモートロックを解除した後、「設定」→「位置情報＆セキュリティ」をタップし、「スクリーンロック設定」から暗証番号によるロックを解除すればロック画面が元に戻ります。

また、位置情報をWEB管理画面から取得するためには（端末側で自動更新しない設定の場合）、アンテナアイコンをクリックすれば画面右に地図が表示されます。GPSをOFFにしておくとかなり基地局を基にした位置情報しか表示されません。また、モバイルデータ通信、Wi-FiがOFFにされると使い物になりません。

あとは、バッテリーアイコンをクリックすると、充電中かそうでないか、バッテリー残量はあとどれくらいなのか確認することもできます。

このMobile Phone Locatorは、Wi-Fiおよびモバイルデータ通信がONの状態でしか機能しないので、それらが全てOFFにされていると使い物になりません。なので、端末を無くした！と思ったらまず遠隔ロックを行うことをお勧めします。位置情報や着信音を鳴らして探そうというのはその後から行う方が良いとおもいます。

結構シンプルで使いやすく、機能的にもそれなりに満足できるものなのでAndroid2.2端末をお持ちの方は一度試してみられることをお勧めします。※くれぐれもテスト時にリモートロックにおけるワイプ設定を有効化しないことをお勧めします。