Androidの次期メジャーアップデート版Android “L”リリースにおける変更のポイント(パフォーマンス編)
GoogleがGoogle I/O 2014で発表したAndroidの次期メジャーアップデート版「Android “L“リリース」のパフォーマンス編です。
パフォーマンスに関する変更のポイントは、デフォルトランタイムを切り替えてアプリを高速化したところ、グラフィックス機能の強化したところ、バッテリー消費量の削減につながる機能を導入したところの大きく3つ。
アプリのデフォルトランタイム(仮想マシン)が従来の「Dalvik」から「ART」に変更されました。アプリの実行方式を変えたことで、アプリの起動時間の短縮や実行性能の向上、アプリの処理にかかるCPUの利用時間も短縮されることからバッテリーの消費量の低下にも期待できます。
64bitアーキテクチャーのCPUをサポート。
PC向けのグラフィックスAPIを利用できるようにする「Android Extension Pack」を提供。
“Project Volta”と呼ばれるバッテリー消費量の低下とアプリの最適化に役立つツール群・APIを導入。この中には、バッテリーを食っているアプリを特定するのに役立つ“Battery Historian”と呼ばれるツールや“JobScheduler API”と呼ばれるスケジュール用の新APIなどが含まれています。
バッテリー消費量を低下させるエンドユーザー向けの機能として、CPUクロックや描画フレームレートを下げたり、バックグラウンドデータをOFFにしたりする“Battery Saverモード”を追加。
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