アウトドア好きのための「My Tracks」活用講座3:GPX、KMLファイルとして保存

投稿日時 1月 16th, 2010 by juggly 投稿カテゴリ » 未分類
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アウトドア好きのための「My Tracks」活用講座3回目です。今回は、My Tracksの特徴のひとつでもある、取得した軌跡データ(トラックログ)をGPX、KMLファイルとして保存、共有する方法を説明します。

GPX、KMLファイルって何?

これまでGPS端末などを使った事のある方だとお分かりだと思いますが、そうでない方にもぜひ活用してもらいたいので説明します。

My Tracksで軌跡を記録すると地図上に軌跡が表示されますよね?その取得した軌跡データというのは実はファイルとして保存しておけるんです。

そのファイル形式としてGPX、KMLというフォーマットが選択できるのですが、一般的なGPS装置の場合、これ以外にも多数のファイル形式で保存しておくことができます。たとえばNEMAログと呼ばれる一行で1ポイントのいわば生ログのようなものとか・・。

それら多数のGPSファイルフォーマットの中で、WEBアプリとか地図ソフトのほとんどが読める一般的な形式のファイルフォーマットがGPXというものなんです。これはXML形式のファイルでして、もちろんMy Tracksで取得した目印ポイント「ウェイポイント」もしっかりと記録されます。

もうひとつ、KMLというファイルフォーマットでも保存できるのですが、これはご存知の方も多いはず、Googleアースで読み込めるデータ形式のことです。

つまり、一般的なGPXという形式と、Googleアースで読み込んでね!といわんばかりのKML(もちろんGoogleマップにも対応)で保存できるということになっています。

KML形式はおいといて、GPX形式でデータを保存できるといろんなところで使いまわしができるので非常に重宝すると思います。

GPX、KMLファイルの保存方法

My Tracksを使って軌跡データを取ることが日常的になっている場合、その都度GPX、KML形式でデータを保存しておくことをお勧めします。

その方法は、My Tracks画面右下の四角いアイコンをタップして、「Write to SD card」をタップします。

すると、GPX、KMLのどちらかで保存できるようになります。「Save a GPX file」をタップすれば、「/sdcard/gpx」に、「Save a KML file」をタップすれば、「/sdcard/kml」にそれぞれ軌跡データに付けた名前のファイル名となって保存されます。

面倒じゃなければ両方の形式に保存しておくことをお勧めします。

GPX、KMLファイルの共有方法

取得したGPSデータは、HT-03AのマイクロSDの中に保存されるのですが、USB越しに受け渡しするのは面倒なのでそのままメールで自分に送付しておくのでも良いかもしれません。

My Tracks画面右下ある四角いアイコンをタップして、「Share with Friends」をタップします。

すると、GPXまたはKMLをメールに添付できるようにメニューが用意されているので、GPXをメールに添付して送りたい場合は「A GPX File」、KMLを添付したい場合は「A KML File」をタップし、後はメールを送信するだけです。

この、「共有」を行うとその場でGPX、KMLをマイクロSDに保存しますので、もしかすると先ほど説明した「GPX、KMLファイルの保存方法」は無駄に終わるかもしれません。

ちなみに、今回保存したGPSデータを活用すると、

GPX・・・LatLongLab ルートラボ

KML・・・Googleアース

こんな感じで各種WEBサービスやソフトで使えるのです。

ほかにも、カシミール3DやEveryTral、SportTracksなどさまざまなWEBサービス、ソフトでMy Tracksで記録した軌跡データを再現、編集、他のメディアと組み合わせできるようになるのです。