Google、Nexusスマートフォン・タブレットを自社で開発・製造することを検討
Google が自社ブランドで展開している Nexus スマートフォン・タブレットを自社で開発・製造することを検討していると、海外の WEB メディアの The Information が 1 日に報じました。
従来の Nexus 開発プロジェクトは、ソフトウェアを Google が提供し、ハードウェアを他の端末メーカーが提供しています。今回の報道は、この両方を Google が提供するというものです。
The Information のライター Amir Efrati 氏は、Google がこのようなことを検討しているのはフラッグシップブランドである Nexus のコントロールを高めるためとしています。
具体的には、Nexus のハードウェア設計・開発とマーケティングを自社でハンドリングしたがっているそうです。
これまで、Nexus のハードウェアはパートナーとなった端末メーカーが主導で設計・開発を行ってきましたが、Google は自社で全てを行う、あるいはプロジェクトをフルコントロールできることを希望しています。マーケティングについては、端末メーカーが自社ブランドのプロモーションを優先させるため、Nexus のプロモーションが小規模にしか行われていないことに不満のようです。
ハードウェアからソフトウェアまでを自前で供給するようになることから、Google が Apple 化するのではないかという予想が伝えられています。
しかし、Android は Google だけのものではないので、Apple 化することで他の端末メーカーとの溝が深まり、Google と他の Android メーカーの間で特許紛争などの新たなトラブルが勃発する可能性があります。
また、Google は Project Fi のブランド名で MVNO サービスを提供しています。Google が端末と通信プランを提供するようになると、キャリアとの関係も悪化するかもしれません。
Source : The Information
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