Google、Nexusデバイス向けAndroid 4.3にfstrimコマンドによるストレージパフォーマンスの低下を抑制する仕組みを導入
Googleが、既存のNexusデバイスに配信中のAndroid 4.3へのアップデートと共に、fstrimコマンドを定期的に実行し、ストレージパフォーマンスの低下を抑制する仕組みも導入していたことが判明しました。
ほとんどのAndroid端末には内蔵ストレージとしてNAND型フラッシュメモリが採用されていますが、それには、データを直接書換えられない、データの書き込み回数に上限があるため、書き込み場所の平準化が行われている、書き換え時には一度ブロック単位でデータを消去する必要があるといった仕様により、使用期間が長くなるにつれてAndroidの動作がもっさりしてくることがあります。
そこで、Linuxコマンドの一つである「fstrim」を定期的に実行することで性能劣化を防ごうというのが今回追加された仕組みで、これにより、ストレージ内の未使用ブロックが定期的に一括消去されるため、書き換え時の消去処理の発生頻度が減り、書き込み性能の劣化抑制につながります。
この情報を伝えているAnandTechでは、Android 4.3にアップデートしたNexus 7(2013/2012)、Nexus 4のログ中にこの処理が実行されていることを紹介しています。
今年1月、当ブログの「Android端末のシステムラグを軽減してくれるアプリ「Lagfix」がGoogle Playストアで公開」という記事で、fmtrimを実行するアプリが存在することを紹介しました。今回の仕組みはそのアプリに似たものとなっています。
Source : AnandTech
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