SIMロックフリー端末ユーザに朗報?ドコモがSIMカード単体販売する方針

投稿日時 10月 5th, 2010 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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読売新聞のニュース記事によると、ドコモは来年4月以降に販売する全ての端末には原則としてSIMロックを解除できる機能を搭載したまま販売する方針を明らかにしていますが、それに合わせてSIMカードの単体販売も行う方針であることを明らかにしたそうです。

これはドコモ以外のW-CDMAを採用したキャリアの端末(当然SIMロックは無いことが前提)を受け入れるための準備なのでしょう。表向きは、でも実質的にはソフトバンクにプレッシャーをかけているように見えます。

問題は契約形態や料金、そのネットワークで利用できるサービスですね。既に仕事の速い日本通信はSIMカードを単体販売しており、SIMロックフリーな端末(SIMロック無しiPhone 4とか)、ドコモの端末の一部を受け入れられるようになっています。日本通信の場合、料金が安いのはそうなんですが、インターネットアクセスが不安定だったり、iモード、iモードメールが利用できなかったり、S!メールが利用できなかったりします。提供している企業が異なるのでそれは当然のことですけどね。

ドコモがSIMカードを単体で販売するようになれば、価格、サービス、通信品質における差別化を図ってくるでしょうから、そこでまた日本通信が頑張ってそのうち価格に反映してくる・・・、ユーザにとっては良いことですね。後はソフトバンクがいつまで知らんフリをしてSIMロック解除を拒み続けるのか・・・注目です。ソフトバンクの場合、ドコモやKDDIとは異なり周波数的に弱い立場に立たせられているのでそもそも同じ土俵で物事を進めることができないのも確か。KDDIの端末ではそもそもSIMカードを必要としないものなので、SIMロック解除による価格競争の話はLTEが普及してきてからの話かと思っていましたが、いよいよ来年からそういう動きが見られるようになりそうです。

今後の日本通信の動きにも注目ですね。

Via:Yomiuri Online