セキュアOSを搭載したBlackphoneが早くもroot化される
スイス企業が 7 月に発売した、セキュリティの高さを売りにした Android スマートフォン「Blackphone」が期待とは裏腹に、わずか 5 分の短時間で root 化できたと伝えられています。
Blackphone は、暗号化通信を手がける Silent Circle の社長 Phil Zimmermann 氏と端末メーカー Geeksphone の CEO Javier Agüera 氏によって設立されたスマートフォンブランドです。
Blackphone にはセキュリティを第一に考えたモバイル OS 「PrivatOS」が搭載されています。この OS は特にプライバシー情報の漏えい防止とデバイスコントロール機能を特徴としており、ビジネスユースにも適していると言われています。
この Blackphone を Android 界で“JCase”として知られるハッカー Justin Case 氏が入手してすぐに root 化しました。彼はターミナルで root ユーザーになっているところを撮影した写真も公開しています。セキュリティに特化したOSなので root 化されにくいだろうと期待されていたのですが、こんなにも早く root 化されるとは意外です。
しかも、彼にとって Blackphone を root 化することは容易らしく、“もしセキュアな Android が欲しいなら Sony、Motorola、Samsung の製品がいいよ”と言って Blackphone を詰っています。ソフトウェアにはバグがつきものなので、root 化されることはある意味仕方のないことなのですが、少なくとも他社製品よりもハックしにくい製品にすべきです。
しかし、Blackphone の提供元も対応が早く、JCase 氏によると、root 化に利用したバグは即座に OTA アップデートで修正されたそうです。
Source : Twitter(JCase)
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