国内におけるSIMロック解除の義務化は2015年夏モデルより導入される見込み
2015 年度より国内キャリアに義務付けられると言われている携帯電話の SIM ロック解除の件で、総務省は 2015 年の夏モデルより導入する方針に固めたと毎日新聞が報じました。
携帯電話で使用できる SIM カードを 1 社(とその MVNO 事業者)に制限する SIM ロックは、これまでの国内モデルではほぼ全てに設定されており、一部の機種ではユーザーからの申込みによって 3,000 円前後の費用は発生するものの、解除することはできます。
報道によると、SIM ロック解除の義務化は原則的に国内で発売される全機種を対象にユーザーからの解除申請に無条件かつ無料で応じることを義務付けるというもので、応じなかった場合は業務改善命令などの措置が取られるそうです。海外のようにデフォルト SIM ロックフリーで発売されるというわけではないみたいですね。
SIM ロックを解除すると通信方式や周波数が合えばどのキャリアの SIM カードでも利用することが可能になり、ユーザーは料金や付加サービスなどによって SIM カードを自由に選べるようになります。国内では 2 年間の割引サービスと引き換えに通信料金を安くする施策が一般的なのですが、2 年経過した後でも SIM ロックのせいでキャリアを変更できません。SIM ロック解除が義務化されると 2 年後にキャリアを乗り換えるということも容易になります。
SIM ロック解除の義務化を含む新制度案が総務省より 10 月 31 日に発表されるとのことです。新制度は年内に発表されると伝えられています。
Source : 毎日新聞
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