韓国ではAndroidマーケットで公開されているアプリが現状「違法」扱い!?

投稿日時 3月 12th, 2010 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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朝鮮日報の記事によると、韓国のゲーム等級委員会は、Googleが提供するAndroidマーケットで公開されているゲームアプリ全てが、現状では韓国の「あらゆるゲームは、流通前に韓国のゲーム等級委員会から審査を受けるよう定められている」と言う法律に抵触しているのではないかと言うことでGoogleに対して指摘しているそうです。

この指摘に対してGoogle Koreaは、

「グーグルのアンドロイドマーケットは、全世界で同じサービスを提供しています。ゲームの審査は開発者が受けるべきもので、マーケットが審査を受ける必要などありません」

と、その法律を無視する姿勢をとっている模様。

このゲーム物等級委員会のことをWikipediaで調べてみると、

「韓国の青少年保護法に基づき設置されているコンピュータゲームの公的倫理審査機関」

と言うもので、韓国内で流通する全てのゲームに対して、「性表現」「暴力表現」「犯罪・反社会的行為」「言葉遣い(スラング)」「賭博」の項目で審査を行い、各項目に対して「全年齢対象」、「12歳未満提供禁止」、「15歳未満提供禁止」、「18歳未満提供禁止」と言う形で分類し、表示を行うと言うことらしいのです。

詳細は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/ゲーム物等級委員会 を参照。

今回の場合、Googleは審査を受けることが開発者側の責任だと主張しているようですが、流通させているのはGoogleなので、Googleの主張には若干無理がありそうな気がしています。

しかし、現状既に多数のアプリが一般公開されているということもあり、それら全てにおいて開発者の責任と言うことで韓国の審査を開発者に受けさせることも無理がありそうです。

ゲーム物等級委員会の関係者は、

「10日以内に審査を受けるよう、正式に修正勧告を行うが、グーグル側がこれに応じない場合、違法ゲームを流通させたとして、捜査を依頼する方針だ」

と話しているそうです。Androidマーケット自体にアクセスできないようにすることも検討中という模様。

ちなみに、Apple AppStoreでも同様の話があったようで、その場合はAppStoreにアクセスできないようにしたらしいです。

で、韓国国内でダウンロードできるゲームは、そのゲーム物等級委員会のの審査をクリアしたものがほとんどと言うことのようです。

まあ、Androidマーケットも同じような形で対策されるのでしょうかね。

今後、韓国、韓国キャリア、Googleの対応に注目していきたいと思います。