Android 5.0(Lollipop)の機能紹介 : 「Google Fit」アプリを試す
今年の Google I/O 2014 で発表された「Google Fit」を覚えていますでしょうか? 発表からけっこう時間が経過したので、エンドユーザーさんの中にはすっかり忘れてしまっている方もいらっしゃると思います。それのアプリが Android 5.0 (Lollipop)を搭載した Nexus 6 にプリインストールされていたのでこの記事でその動作内容を紹介します。
Google Fit は、端末やスポーツ・フィットネス用のアプリ・ウェアラブルデバイスで取得した各種データを記録・共有することを可能にする API 群です。Android 5.0 と同時期に正式リリースされる予定で、8 月上旬よりその早期リリース版が開発者向けに提供されています。
Nexus 6には「Google Fit」という一つのアプリとして実装されています。アプリそのものは最近のスマートフォンで良く目にする歩数計アプリのようなものです。つまり、Nexus 6 にはで標準で歩数計としても機能するようになります。アプリは Nexus 6 以外にも配信される予定なので、Google 純正の歩数計アプリがまもなく利用できるようになると思います(対応機種はわかりませんが)。
Google Fit アプリでは端末の位置情報やセンサーのデータを基に、日々の歩数と動いた時間(アクティブ時間)を記録してクラウド上に保存します。そのデータは次のメイン画面で確認できます。上側には歩数とアクティブ時間が表示されています。サークル状のゲージは設定した目標値(時間や歩数)の達成度です。下部にはアクティビティが時系列で表示されます。ダッシュボード的な画面になります。
Google Fit アプリの特徴はアクティビティ(静止状態 / ウォーキング中 / ランニング中 / サイクリング中のこと)を自動で認識し、各アクティビティを何分を行ったのかも記録するところです。次の例では、3 分間歩いたと記録されています。
Google は外部に対して Google Fit の APIを公開しており、それを用いて作成された外部アプリと連携させることができます。Nexus 6 の場合だと、標準の歩数計アプリとなる Google Fit アプリで記録した歩数やアクティビティを外部アプリに取り込んだりできるわけです。また、アプリだけではなくデバイスとも連携できるのですが、残念ながら、Android Wear は今のところ対応していないようなので連携させることができず、動作を確認できませんでした。
アクティビティはグラフで確認できるので、一目で自分の活動状況を把握することができます。
Google Fit では Google アカウントを利用します。ユーザーは自分の身長と体重を基本情報として入力します。体重はいつでも手動で追加できるので、日々記録しておくと体重変化も確認できるようになります。
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