BlackBerry Privに搭載された独自機能を紹介
BlackBerry 初の Android スマートフォン「Priv」のファームウェアは、一見すると 素の Android のようにも見えますが、実は様々な独自機能が搭載されており、外観は素の Android でも中身はかなりカスタマイズされています。この記事では Priv に搭載されている代表的な独自機能を紹介します。
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(参考)BlackBerry Priv 開封の儀 & ファーストインプレッション
ホーム画面「BlackBerry ランチャー」はサードパーティ製のカスタムホームアプリのようなものです。ホーム画面は Google Now ランチャー風なのですが、アプリドロワーはアプリやウィジェット、ショートカットを選択できる独自仕様。
また、アプリアイコンをスワイプするとアプリに含まれるウィジェットをオーバーレイ表示する Action Launcher の機能、物理キーボードの入力と同時に端末内検索を実行する機能、物理キーボードのショートカット作成機能、アイコンパックによるアイコンの変更に対応するなど、機能は充実しています。
「BlackBerry キーボード」。Priv の大きな特徴はスライド型のキーボードです。システムには「BlackBerry キーボード」アプリがプリインストールされており、物理キーボードと連携します。ただ、現在は日本語には対応していません。
ソフトウェアキーボードも物理キーボードと同じデザイン。
Priv のキーボードでは文字を入力することのほか、スワイプ操作で上下・左右にスクロールするタッチセンサーも搭載しています。
一般の Android にはないミュートボタンがボリュームボタンの間にあります。
Priv に搭載されている代表的な BlackBerry 製アプリを紹介します。
「BlackBerry Hub」。これは、メール、SMSM、SNS アプリの更新情報、カレンダーの予定、通話履歴などの端末情報を一元管理できるアプリです。BlackBerry OS には昔から実装されている代表的なアプリになります。
「BlackBerry DTEK」。端末のセキュリティレベルやアプリのアクティビティ、マルウェア感染などを監視して必要であればアラートを発行するセキュリティアプリです。
「デバイスの検索」。アプリをはじめ、連絡先やメールなど、端末の情報を横断的に検索するアプリです。
「BlackBerry カメラ」。BlackBerry の標準カメラアプリです。iPhone カメラのようにタッチで露出を調節できるほか、意外と画質もよく満足度の高いものになります。
システムには「スワイプショートカット」機能が搭載されており、ホームボタンのスライドアップジェスチャーで、アプリやショートカットを起動することができます。デフォルトでは、左に端末検索、右側にBB Hub が設定されています。
「生産性タブ」は画面の左右どちらかを内側にスワイプするだけで、カレンダーの予定、メール、タスク、連絡先が一覧できる画面がオーバーレイ表示されます。予定の追加も可能です。
Priv のアプリ起動履歴は独特で、カードスタック式の「ローロディックス」が一般的なのですが、Priv では「タイル(少パネル)」と「Masonry(大小パネル混在)」も選択できます。Masonry は Android では初ではないでしょうか?ただ、いつも同じ場所にアプリが表示されるわけではないので、内容がいちいち変わって見づらいです。
Priv にも「ダブルタップでスリープ復帰」や「常時オンディスプレイ」などの Nexus 向けの機能が備わっています。
さらに、Priv ではスリープからの復帰時に表示する画面をカスタマイズできるのです。通常はロック画面が表示されますが、ロックが解除された状態(ロック画面無し)も可能です。
このほか、細かいところでは、通知パネルにタイプ別のタブ、モバイルデータ通信の優先モードに通常はない「4G & 3G」(2G 無し)があります。
また、「進化した対話」セクションでは、フリップしてミュート、フリップして節電、スリープモードにしないという機能も利用できます。
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