Android Wear 2.0の新機能 : 新しくなったユーザーインタフェースを一挙に紹介

投稿日時 2月 21st, 2017 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ
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▲ ペアリグ済みで再起動するとブート中にも時刻が表示される

Android Wear 2.0 の新機能を紹介する本シリーズ第 4 回目は全体的に新しくなったユーザー・インタフェース(UI)です。Android Wear 1.x からほぼ全面リニューアルとなっているので、ひとつずつ紹介していきます。

Android Wear 2.0 では Material Design をより活用した UI 設計を採用しており、ウォッチフェイス、通知、アプリドロワー、音声検索、システム設定メニュー、各アプリの基本 UI など、主要な部分の外観は変わりました。分かりやすく言えば、Android 4.0 から Android 5.0 にバージョンアップした時のような大規模な変更が行われています。なので、既存モデルが Androd Wear 2.0 にアップデートされると、ある種の感動を覚えることでしょう。

しかし、Android Wear としての使い方は Google Play への対応とスタンドアロンアプリを除いては基本的に同じなので、Android Wear 2.0 の新しい UI にもすぐに慣れると思います。

Android Wear の顔となるウォッチフェイスには複数のお気に入りウォッチフェイスを横スワイプで切り替えられる方式が導入されたほか、ウォッチフェイスの一覧はギャラリー化しました。また、ウォッチフェイスの長押しメニューはウォッチのカスタマイズメニューに変更されています。

アプリの通知はカードスタイルを維持していますが、背景色が白から黒に変わり、横にスワイプして表示していた通知の各ボタンは廃止となりました。通知の機能はメニューボタンから呼び出します。

Android Wear 1.x ではウォッチフェイスを右に動いていくとアプリドロワー、連絡先、Google Now 画面と切り替わっていましたが、Anroid Wear 2.0 で連絡先画面と Google Now 画面は廃止となりました。Google Now(Google アシスタント)は OK, Google や電源ボタンの長押しで起動します。

ウォッチフェイスの上端を下にスワイプすると表示されていたクイック設定ツールはパネルが一つに集約され、スワイプでの移動が無くなりました。そして、機内モードのボタンが追加されています。

Android Wear 2.0 ではクイック設定ツールで明るさを調節できるようになり、LG Watch Style の場合、画面輝度の段階数は 9 に増えています。しかし、サンライトモードとシアターモードは廃止されており、電源ボタンの 2 回または 3 回押しは機能しません。

アプリドロワーは円型ディスプレイの端末でラウンド状に遷移するようになりました。

Android Wear 2.0 のアプリは操作性が変わっています。従来のスワイプして画面を切り替える操作ではなく、上端から下にスワイプすると表示されるアプリ全体のメニュー(タブ)と各パネルの下に表示されるメニューボタンでアプリの画面や操作メニューを表示します。

AccuWeather のメニューボタンの表示内容です。

画面を上から下にスワイプするとタブが表示されます。

Android Wear のシステム設定メニューは Android スマートフォンのようにカテゴライズされ、トップ画面はコンパクトになりました。