Nokia 6が対応しているサラウンドサウンド機能「Dolby Atmos」とは?
Nokia 6 は日本円で 3 万円台と非常に手頃な価格で販売されていますが、スマートフォンではまだまだ珍しい Dolby Atmos(ドルビーアトモス)のサラウンドサウンドに対応しています。この Dolby Atmos がどういう形で Nokia 6 に実装されているのかを本記事で紹介します。
まず、Dolby Atmos とはなんぞや?ということですが、これは、映画館やホームシアターのサラウンドサウンド技術で有名な米 Dolby Laboratories が開発したオーディオフォーマットのことです。Nokia 6 にはこのモバイル版がソフトウェアとして組み込まれています。
従来のサラウンドサウンドは音をスピーカーなどのチャンネルに割り当ててサラウンド感を出していましたが、Dolby Atmos では音を音声オブジェクトとして音源を空間に配置することでチャンネルに縛られない 3D サウンドを実現しており、天井スピーカーをサポートしたことと合わせて、音がよりリアルに聞こえるようになります。
Nokia 6 に搭載された Dolby Atmos はヘッドホンやイヤホンを利用するモバイル版なので、映画館やホームシアターレベルのサラウンドは再現できませんが、人が近づいたり離れたり、物体の移動を忠実に再現するほか、ベース音が底上げされるので、音楽系のオーディオをより迫力のある音で視聴することができます。
Nokia 6 の Dolby Atmos は設定メニューの「音」→「DOLBY surround sound」にオプションとして実装されており、機能を ON にした後はミュージックモードかシアターモードのどちらかを選択します。ミュージックモードは音楽やライブの音源を再生するのに最適。シアターモードは映画用です。
ちなみに、Nokia 6 のスピーカーはステレオ再生に対応しており、Dolny Atmos の ON / OFF で音の出方も変わります。ON の方が音質が良くなりますが、HTC 10 のように両方のスピーカーでバランス良く音を出すわけではないので、内蔵スピーカーでのサラウンドは不可となっています。また、音は主に下部のスピーカーから流れ、上部のスピーカーからはほとんど出ません。
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