Android Oの新機能 : LDAC、aptX、aptX HDをサポート、サンプリング周波数や量子化ビットも調節可能
Android の次期メジャーアップデート版「Android O」で、Sony が独自に開発した高音質 Bluetooth コーデックや Qualcomm の Bluetooth コーデック「aptX」「aptX HD」がサポートされました。
LDAC は Bluetooth A2DP プロファイルを使ってオーディオをワイヤレス転送する際に使用されるコーデックの一種です。1 秒あたりに転送できる情報量が Bluetooth オーディオでは定番の ACC や SBC よりも多い 990Kbps なので、従来のワイヤレスオーディオ機器よりも高い品質で音楽を視聴できます。
LDAC では 96KHz / 24bit のハイレゾ音源ならダウンコンバートすることなく転送されるので、このサンプリング周波数と量子化ビットの音源には最適です。
Google は Android O で LDAC をサポートするにあたり、Sony と提携し、Sony から LDAC 関連の技術支援や修正パッチの提供を受けて Android O に機能を実装しています。
Android O には「開発者オプション」に LDAC や aptX / aptX HD 関連の新オプションが追加されており、明示的に LDAC や aptX / aptX HD に切り替えることができます。
また、Bluetooth のオーディオ転送にかかるサンプリング周波数(96Khz まで)と量子化ビット(32bit まで)も変更可能。LDAC については、音質を 3 段階で調節することができます。
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