国内版「Moto G6 Plus」のレビュー

投稿日時 6月 10th, 2018 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ
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6 月初めに国内で発売された Motorola の新モデル「Moto G6 Plus(国内版 XT1926-5)」のレビューをお送りおします。

Moto G6 は Motorola のミッドレンジスマホ「Moto G」シリーズの第 6 世代となる「Moto G6」シリーズの最上位機種で、同シリーズには他にも安い Moto G6 や Moto G6 Play があります。

国内での販売価格は 41,904 円と高いわけではないにしろ、安いと言えるほどでもなく、価格については正直なところ微妙だと思っています。それなら割り切って 3 万円代の Moto G6 を選択するか、思い切って今後国内でも発売されるであろ Moto Z3 Play に手を出す方が満足度は高いと思います。

私が Moto G6 Plus で気になっていたことは、Motorola スマホでは初めて 18:9 ディスプレイを採用した狭額縁の新デザインがどのような感じのなかとそのビルドクオリティ、そしてデュアルカメラの実用性です。本記事ではこの 3 点を中心にレポートします。

Moto G シリーズは元々、コスパを重視したシリーズなので、前作 Moto G5 シリーズまではプラスチック素材を多用していたり、メッキ処理を施したなんちゃってメタルボディの外装を採用したものが多く、上級モデルと比較すると、どうしてもお粗末な印象は拭えませんが、Moto G6 Plus は違います!




Moto G6 Plus のボディは、塗装を施したメタルフレームや丸みを帯びたガラスパネルのバックカバー等で構成されており、外観は昨年発売された Moto G5 シリーズよりも上位の Moto X4 と殆ど変わりません。Moto X4 を縦に少し長くしたのが Moto G6 Plus のボディだと考えて良いでしょう。




しかも、Moto X4 と比較すると、バックカバーやフレームの継ぎ目が目立たないように上手く処理されており、端末を持った時には滑らかで心地よい質感でした。Moto G5 シリーズはもとより、Moto X4 よりもビルドクオリティは明らかに良くなっています。




そう感じるのは何も外装部分だけでなく、例えばタッチバイブレーションの感度を取っても、従来は弱くて鈍い感じだったのが、Moto Z シリーズのような鋭く手応えの感じるものに変わっていたり、ディスプレイについても屋外で結構見やすかったですし、色合いもハイエンドモデルと遜色ないレベルでした。価格は 4 万円台と決して安いわけではありませんが、前作よりも改善された点は多いので、全体的には高く評価しています。




ただ、カメラ周りが本体から相当出っ張っているので、持った時に指にかかり、多少違和感を覚えます。




カメラは Moto G6 Plus で大きく進化した部分だと言えます。まずリアカメラは 1,200 万画素と 500 万画素のダブルレンズ仕様に変わり、フォーカス速度や低照度時の明るさ、ホワイトバランスの自動調整が改善されたように思えます。




カメラアプリ自体も Xperia 風の UI デザインに変わり、写真と動画の切り替えや他のカメラ機能を利用しやすくなりました。もちろん、2 回ひねってカメラを起動するクイックジェスチャーも健在です。これがあるとカメラはとても楽に起動できます。




ダブルレンズカメラの恩恵により、背景をぼかすポートレートモード、背景を差し替えるカットアウト、スポイトツールでピックアップしたカラー以外をモノクロにするスポットカラーといった新機能も追加され、機能面ではおそらく他社のハイエンドスマートフォンに並んだとも言えます。




新機能の一つ「カットアウト」(クロマキー合成のような機能)を使用すると、被写体の背景を別の写真に差し替えることができ、写真を面白く仕上げることができます。




ポートレートモードを使用すると、人物の背景をぼかした写真を撮影することができますが、被写界深度エフェクトしかなく、他のエフェクトはありません。




Moto G6 Plus の動画モードでは、4K@30fps 動画やスローモーション動画、タイムラプス動画を撮影したり、フェイスフィルターを利用して顔に AR 素材を貼って動画を撮影することもできます。カメラアプリには QR コードや文書のスキャン、建物や物体の認識&ネット検索、YouTube Live 機能もあり、様々な用途でカメラを使用できます。ここまで多用途のカメラを備える機種は珍しく、この点は Moto G6 Plus の秀でた部分だと言えます。

Moto G6 Plus のディスプレイは 5.93 インチ 2,160 x 1,080 ピクセルの液晶です.今流行りの 18:9 スマホなのでサイズ的には  5.5 インチ 16:9 の Xperia XZ Premium とほぼ同じで、個人的にはジャストフィットのサイズだと感じました。




動画をフルスクリーンで再生するとベゼルの細さを実感します。




ただ残念なことに、マルチウィンドウモード中はそれぞれのウィンドウ枠を上下または左右に変更することができず、例えば、動画を見ながら他のアプリを使用するような場面は、動画側の枠に空きスペースが出来てしまいもったいない。




Moto G6 Plus は Snapdragon 630 オクタコアプロセッサ、4GB RAM、64GB ROM というプロセッサ・メモリ仕様のため、ハイエンドモデルほどの性能は期待できませんが、動画を観たり、メールをしたり、Facebook に何かを投稿するような普通の操作でストレスは全く感じなかったので、負荷のかかるアプリやゲームを使わない人にとっては必要十分の性能を発揮していると言えます。

Moto G6 Plus の売りはピュアな Android を体験できる、ある意味では基調とも言えるシンプルなファームウェア仕様ですよね。それは Moto G6 Plus にも継承されており、この機種の場合、ファームウェアは Android 8.0 Oreo + 少しの追加アプリという構成でした。




それでも、カメラアプリは Motorola オリジナル仕様で、他にも Moto アプリや FM ラジオ、LinkedIn、Outlook、は追加でインストールされていました。




嬉しいことに Moto G6 Plus は Dolby Audio にシステムレベルで対応しており、イヤホンだけでなく、内蔵スピーカーのお供若干良く聴こえます。これは、クイック設定ツール上で ON / OFF を切り替えることができ、操作はとても楽です。Dolby Atmos ではありません。




Motorola スマートフォンの定番「Moto アプリ」は Moto G6 Plus にも搭載されており、Moto Key、Moto アクション、Moto ディスプレイ、Moto ボイス(日本語は非対応)を利用できます。アプリはバージョンアップしており、おすすめの機能を提案するカードビューが追加されており(続く)、




機能面においても、以前から提供されているものに加えて、ブルーライトフィルターを時間帯で自動的に適用する「夜間表示」が追加されるなど充実化しています。




上記の他にお伝えする点としては、USB コネクタは Type-C で、その傍に 3.5mm オーディオジャックがあります。SIM スロットと Micro SD スロットは独立しており、DSDS と Micro SD カードを同時に使用することができます。UQ mobile の SIM カードで VoLTE 通話は可能でした。ワイヤレス充電には対応していません。

総評としては、冒頭に挙げた気になる部分は期待以上のものだと判断しているので、前作と比べると確実に良くなっていることは自信を持って断言しますが、「コスパは良いと思う?」と聞かれれば、「うーん、分からない」と答えてしまいますね。もし Moto G6 Plus の SoC が Snapdragon 636 で、デュアル VoLTE などに対応していれば、間違いなく「買い」だと断言できるのですが、現実はそうではありません。そこが悩ましいところです。

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