北欧デザインと機能性を兼ね備えた完全ワイヤレスイヤホン「Sudio TOLV(トルブ)」のレビュー

投稿日時 6月 27th, 2019 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ
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スウェーデン発のイヤホンブランド Sudio から発売されている、北欧デザインと機能性を兼ね備えた高級志向の完全ワイヤレスイヤホン「TOLV(トルブ)」の商品レビューをお送りします。記事の最後には、TOLV が 15% OFF になる当ブログ限定のクーポンコードを貼ってますので購入される方はぜひご利用ください。

国内で Sudio はあまり聞かないブランドだと思いますが、同社は何年も前から様々なイヤホン・ヘッドホンを手がけており、当ブログでも過去にいくつかの商品をレビューしています。そういうこともあって、個人的には Sudio 製品をそれなりに信頼しています。

今回ご紹介する TOLV は Sudio の手がける完全ワイヤレスイヤホンの最新モデルです。初の完全ワイヤレスイヤホンである「NIVÅ」の上位モデルとなっています。TOLV は NIVÅ に比べて機能性、音質ともに向上しており、値段も 14,900 円と Apple AirPods より少し割安です。

この記事に掲載している写真の TOLV は Sudio 社から提供していただいたサンプル品(モノは製品版と同じですが・・・)ですので、本記事は記事広告となりますが、あまりよいしょせずにしっかりとレビューしたいと思います。

TOLV を評価するに上で絶対に外せないポイントは、「北欧デザインをどれだけ感じられる作りなのか」と「音質の良し悪し」だと考えており、本記事ではこれらの要素を軸に見ていきたいと思います。

その前に、まずは TOLV の仕様や機能を一通り紹介します。TOLV は Bluetooth 5 に対応した完全ワイヤレスイヤホン。ただ aptX 等の高音質コーデックには対応していません。

イヤホン内蔵のバッテリーでは 7 時間音楽を連続再生できます。TOLV にはシンプルなデザインのバッテリーケースが同梱しており、これを利用すれば 35 時間音楽を楽しめます。

イヤホン本体は片耳わずか 4.5g と軽く、スピーカーにグラフェンドライバーを採用していてクリアかつダイナミックな高音質を実現しています。両方にマイクが内蔵されており、スマホのハンズフリー通話や Google アシスタント / Siri を利用することもできます。

それではレビューに入っていきます。

一口に、「北欧デザイン」といってもその意味を言葉で表現するのは難しく、人によっても捉え方や感じ方が違うので、あくまでも主観的な言い方になってしまいますが、北欧デザインの特徴はシンプルで無駄のないデザイン、そして作り手が使い手のことをよく理解した上で設計された機能性です。私は北欧デザインをこのように理解しており、TOLV を 1 週間ほど使用してみて随所に北欧デザインを感じました。

イヤホンの外観はまるで雪見大福のような艶めかしい白を基調としたとてもシンプルなデザイン。大きめのシルバーボタンがアクセントになっています。写真では分からないと思いますが、イヤホンの表面はソフトタッチ仕上げとなっていて、手で触れると心地良い質感です。

北欧デザインを取り入れたのは何も外観だけではありません。シンプルなデザインながらも不思議と耳内でズレにくくなっていたり、イヤホンを直感的に操作できるなど、実際の使用においても北欧デザインの設計思想が生きています。

完全ワイヤレスイヤホンは耳から簡単に外れてしまうと不便で失くしかねないので、装着性はとても重要です。その点、TOLV は一度耳にフィットさせるとそこそこ強めに頭を振っても簡単に外れることはありません。こうした素晴らしい装着性を見ても、使い手のことをよく考えた北欧デザインの設計思想が取り入れられていると感じました。

TOLV は防汗対応なのでジムトレーニングやスポーツシーンでも利用できそうです。

また、TOLV の両方にシルバーのメタルボタンが搭載されており、美しいシンメトリーな見た目を具現化しているだけでなく、ボタンに割り当てられた機能も基本的には両方同じなので、どちらのボタンを使っても OK なのです。しかも、曲のスキップ機能にいたっては、左ボタンを 2 度押せば前の曲、右ボタンを押せば次の曲に切り替わるようになっており、ボタン上のスワイプよりも簡単で確実に操作することができます。

ボタンに割り当てられている操作機能は、電源 ON / OFF、曲送り / 曲戻し、着信応答、Google アシスタント / Siri の呼び出しです。残念ながらボリューム調節機能はありません。

次に、もう一つの重要ポイント「音質」についてのレビューです。

TOLV の音質を短く表現すれば、「とてもクリアで全音域にわたってニュートラルなバランス感の音特性」です。分かりやすく言うと、ハイレゾで音楽を聴くのに近い印象、という感じです。

TOLV では密閉型ヘッドホンのような迫力あるサウンド感を得ることは難いものの、全体的にクリアな音質なので、例えば低音部分の演奏楽器がどんな音を発しているのかをよく聴き分けることができ、別の意味で迫力のあるサウンドを体験できます。

また、例えば重低音が妙に響くとかの音に変な偏りがないので、音楽アプリのイコライザーやバスブースト、バーチャルサラウンドにもリニアに反応しているようでした。何が言いたいのかというと、これはユーザー一人ひとりで異なる好みの音質にアレンジしやすい、ということです。この部分もある意味では北欧デザインに基づく結果なのではないかと考えています。

ちなみに、TOLV の音質を手元にある他社のイヤホン(Google PixelBuds と Sony の MDR-EX750BT)と比較してみました。結果、音質はちょうど MDR-EX750BT と殆ど同じ感じでした。PixelBuds と比較すると、低音の響きが控えめ、他の部分はほぼ一緒でした。

ここまでは主に TOLV の特徴や長所を述べてきました。当然、快く思わない部分もいくつかあり、それらを今から述べたいと思います。

1 つ目のマイナス点は、使用開始時にスマホとの接続スピードが比較的遅いことです。スマホとの相性もあろうかと思いますが、いくつかの Android スマホで試してみて、どの端末でもスマホとの接続で 5 秒前後のラグが生じており、少し残念に思いました。といっても、一旦スマホと接続されれば後は普通に使えますので、重大な問題だとは思っていません。

2 つ目は、稀に両イヤホンの同期が切れてしまうことです。発生頻度は一日のうちに 1~2 回で、電源の再投入でこの問題は解決するので、こちらも重大なものだとは思っていません。

3 つ目は連続使用時間が比較的短いことです。完全ワイヤレスイヤホンの平均連続使用時間は 12 時間前後なので、TOLV の使用時間は平均より短いと言えます。しかしこれは仕様に関するお話であり購入前に分かることですから、レビューの段階となっては何とも言えません。

以上のように TOLV の弱点は主に通信やバッテリーに関する部分です。完全ワイヤレスイヤホンにとって通信の問題は重大なことですが、個人的には些細な問題だと考えていますので、殆ど無視していいと思っています。

そうすると、私の TOLV に対する評価は次のようになります。

「北欧デザインの良さが十分に伝わるとても価値の高い完全ワイヤレスイヤホン」

値段は決して安いとは言えないものの、十分満足のいく音質と北欧デザインの付加価値を考慮すれば 2~3 万もする高級品よりはるかに手頃な TOLV は新しい完全ワイヤレスイヤホンを探している方にとって良い選択肢になり得ると考えます。

お待たせしました、15% OFF クーポンの発表です。クーポンコードは 「15juggly」 になります。このクーポンがあれば Sudio 公式オンラインストア(https://www.sudio.com/jp/earphones)の全商品を 15% 引きで購入できます。ただ期限が 2019 年 7 月 31 日までなのでご注意ください。

さらにさらに、今なら Sudio ロゴ入りのトートバッグがイヤホン購入者のうち先着順でプレゼントされます。レザーのブランドタグが付いていて結構オシャレです。

最後に Sudio のことをもっと知りたい方は、同社の公式サイトや SNS アカウントをチェックしてみてください。

公式サイト : https://www.sudio.com/jp/
・Instagram : @sudio
・Facebook : https://www.facebook.com/sudiosweden/