格納式ポートレートカメラでスマホフォトグラフィーに新たな革命 Tecno Mobile Phantom X2シリーズに採用
主にアジアやアフリカ地域向けにスマートフォンを販売している中国企業の Tecno Mobile が世界初を謳う格納式ポートレートカメラを搭載する Android スマートフォン「Phantom X2」および「Phantom X2 Pro」を開発しました。
Phantom X2 シリーズは、6,400 万画素のメインカメラと今回注目されている格納式ポートレートカメラを搭載しており、ポートレートカメラを使用する際にモーター駆動でレンズが飛び出す仕組みとなっています。
なぜこのようなギミックを導入したのかというと、それはポートレート用カメラで大型センサーと大口径レンズを採用しつつ、スマートフォンのスリムさを維持する為です。普通のデジカメも電源 OFF 時はレンズが収納されますが、目的はそれと似ています。
Phantom X2 シリーズのポートレートカメラには、5.000 万画素 1/1.5 型 ISOCELL イメージセンサーと F1.49 の明るいレンズが使用されており、65mm の中望遠域で撮影することができます。このスペックを格納構造無しで実現しようとすればカメラレンズが本体から大きく飛び出てしまい、レンズ部分の破損が気になりますし、持ち心地も相当悪いでしょう。こうした弱点を克服し最高の撮影体験を提供できるよう工夫された結果、このような格納式ポートレートカメラが完成しました。
イメージセンサーのサイズがメインカメラ並みなので夜間撮影を含めて画質は良いでしょうし、レンズについては一般のスマートフォンと比較してもより明るいので、浅い被写界深度を活かした自然なボケを演出できます。ポートレートカメラとしてはスマートフォンでトップクラスのスペックです。
Phantom X2 シリーズが国内投入されることはないと思いますが、ポートレート撮影はスマホフォトグラフィーの中でも重要なテーマなので、似た仕組みを持つスマホが続々と登場するかもしれません。
Source : Tecno Mobile、GSM Arena
関連記事
週間ランキング
None Found