米Texas Instruments、デュアルコア1.8GHzの「OMAP 4470」を発表(更新)
米Texas Instrumentsは6月2日、同社モバイル向けプロセッサー”OMAP 4”シリーズ最新版の「OMAP4470」を発表しました。
OMAP 4470は現行のOMAP 4シリーズと同じく45nmプロセスで製造されます。2基のARM Cortex A9 MPCoreを搭載、クロック周波数は現行のOMAP4460の最大1.5GHzから最大1.8GHzへとアップ。これによりOMAP4430と比較し、WEB閲覧性能が80%向上したという。また、2基のARM Cortex M3コアを搭載しており、CPUの処理をオフロードし応答性の低下を抑えるという。RAMはデュアルチャネル 466MHz LPDDR2で、現行よりも帯域幅が上がっています。
GPUはImagination Technologies社のシングルコアPOWER VR SGX544を搭載し、全体的なグラフィック性能は2.5倍向上したという。GPUではDirectX、OpenGL ES 2.0、OpenVG 1.1、、OpenCL 1.1がサポートされています。最大QXGA(2048×1536)までの解像度のディスプレイ、HDMI経由によるステレオ3Dコンテンツの出力もサポートされています。
サポートOSはAndroid、Linux、そしてMSの次世代Windows 8。Qualcommも第4世代Snapdragon MSM8960(デュアルコア)とAPQ8064でWindows 8のサポートを発表しています。
OMAP 4470のサンプル出荷は2011年下半期から開始され、2012年上半期にはそれを搭載した製品が市場に投入される見込み。
更新1:ARM Crotex A15MPCoreではなく、ARM Cortex A9MPCoreです。その他誤記訂正
Source : TI
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