Nexus SをAndroid 2.3.6(GRK39F)の標準状態に戻す手順とAndroid 4.0.3(IML74K)に手動アップデートする手順
米国時間12月16日よりNexus SのAndroid 4.0.3(IML74K)アップデートが開始されました。アップデートはそのうち降ってくると思いますが、更新ファイルが公開されているので手動でアップデートすることもできます。その手順を紹介します。
紹介する手順は、いったんAndroid 2.3.6(GRK39F)に戻してAndroid 4.0.3(IML74K)にアップデートさせるという内容となっています。クリーンな状態でICSにアップデートさせたいと思う方にお勧めです。手元には米T-Mobile版(GT-I9020T)しかないので、紹介する手順はGT-I9020T用です。また、Nexus Sのブートローダーがアンロックされていること、fastbootにPATHが通っていることを前提とします。
必要なファイルのダウンロード
1.Android 2.3.6(GRK39F)の公式ROM
[GUIDE] 2.3.6 OTA – i9020t/i9023 – i9020スレッドの”Model: Nexus i9020t/i9023”からZIPファイル(Full ROM updateの方)をダウンロード。ダウンロード後、Nexus Sの/sdcardにコピー。
2.ClockworkModリカバリ
clockworkmod.comの”Google Nexus S”から”5.0.2.0”をダウンロード。
3.Android 4.0.3(IML74K)の更新ファイル
GoogleのWEBサイトからICL53Fの更新ファイル(VQ8PQk_V.zip)をダウンロード。ダウンロード後、「update.zip」にリネームし、Nexus Sの/sdcardにコピー。
アップデート手順
既にAndroid 2.3.6(GFK39F)の標準状態である場合は、手順「10.」以降を行ってください。
1.Nexus Sをシャットダウン。
2.Nexus Sのブートローダーを起動(ボリュームアップ+電源)。
3.次のコマンドを実行し、ClockworkModに書き換える。
fastboot flash recovery recovery-clockwork-5.0.2.0-crespo.img
6.Nexus Sのボリュームダウンボタンを押して、”RECOVERY”にカーソルを合わせ、電源ボタンを押す。リカバリモード(ClockworkMod)で再起動させます。
7.リカバリモードで、”wipe data/factory reset”を実施。※必要であればファクトリーリセットの前にバックアップを取得しておく。
8.”install zip from sdcard”→”choose zip from sdcard”→”1ada25375426.signed-soju-ota-189904.1ada2537.zip”を選択し、Android 2.3.6(GRK39F)の公式ROMをインストール。
9.リカバリモードを抜けてNexus Sをリブート。ここまでで、ICSアップデート前の標準状態に戻ります。
10.Nexus Sをシャットダウン。
11.Nexus Sのブートローダーを起動(ボリュームアップ+電源)
12.Nexus Sのボリュームダウンボタンを押して、”RECOVERY”にカーソルを合わせ、電源ボタンを押す。リカバリモードを起動させる。
13.リカバリモードが起動したら、”apply update from sdcard”→”update.zip”を選択し、Android 4.0.3(IML74K)の更新ファイルをインストールする。
14.”reboot system now”でNexus Sを再起動。以上で完了。
更新:Android 4.0.3のビルド番号は”ICL53F”ではなく”IML74K”です。間違えていました。
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