東洋紡が”有機EL超える画質”の液晶用フィルムを量産へ
日経で、”有機ELを超える画質、東洋紡が液晶用フィルム量産・・・”という良い意味でショッキングな見出しの記事が掲載されていたので紹介します。
一言に画質と言っても画質には様々な主観的要素がからんでくるので一概に比較することはできませんが・・・、今回の報道の中で紹介されているのは、慶應義塾大学と日本の大手繊維等メーカー 東洋紡が共同開発した液晶用フィルムで、新開発の液晶フィルムでは、従来製品では見る角度によって現れる色や明るさのばらつきがなく、また、サングラス越しで見ても暗くならずはっきりと見えることから様々な環境でも視認性が高いことで注目を集めています。
また、液晶フィルムの素材にはペットボトルと同じ樹脂が使用されており、従来製品に使われているものよりも安価に製造できることから、コスト削減も期待できると言われています。
すでに一部のディスプレイメーカーが採用を決めており、来年4月より本格量産が開始されるとのことです。スマートフォンやタブレットの普及に伴いモバイル機器用のディスプレイ業界の競争が激化している中、今回の液晶用フィルムの登場により日本勢の技術・製品が競争にどのような変化をもたらすのか、期待されるところです。
Source : 日本経済新聞
関連記事
週間ランキング
None Found