スマートフォンのストレージはついに512GBへ Samsungが「512GB eUFS」ストレージの量産を開始
Samsung は 12 月 5 日、スマートフォン向けストレージ容量の限界を超える 512GB の eUFS ストレージの量産開始を公式に発表しました。
モバイルデバイスのストレージ容量は 256GB がこれまでの最大容量でしたが、今回発表された 512GB eUFS ストレージはその倍の容量に増えています。ますます増えるマルチメディア処理の需要を満たすソリューションになります。
小さなパッケージながらもこれほどまでに大きな容量を実現できたのは、新しい 64 層 512 ギガビット V-NAND チップを採用したからです。この DRAM モジュールを 8 つ組み合わせることでこの容量を実現しています。
DRAM モジュールの密度増加は消費電力の増大に繋がりますが、Samsung はこの必然的な問題を先進的な回路設計と新しい電力管理技術を導入することによって最小限にし、さらに従来(256GB eUFS)からの性能劣化も最小限に抑えています。
ストレージの性能は、シーケンシャルリード / ライトがそれぞれ最大 860MB/s と 255MB/s。ランダムな IO 性能は
42,000IO/S のリード性能と 40,000IO/S のライト性能となっています。
上記の性能は 256GB 版をわずかに下回りますが、ほぼ同等と言っても良いでしょう。Samsung は今回の 512BM eUFS ストレージを、スマートフォンやタブレット、ノート PC、高性能メモリカードを開発するメーカーに対して提供します。
Source : Samsung
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