暗所視支援メガネ「HOYA MW10 HiKARI」で見える明るい風景を写真で紹介
暗い場所や夜道が明るく見える夜盲症の人のための暗所視支援メガネ「HOYA MW10 HiKARI」が発売されてもう 3 ヶ月が過ぎ、当初よりも販売店も増えてきました。多くの取扱店では MW10 の実機で見え方を確認することができますが、私が思うに MW10 は見慣れた自分の生活圏やいつもの通勤・通学ルートで使ってこそ価値が分かります。しかし体験会ではそういう場所で試すことが困難です。そこで本記事では少しでも参考になればと思い、私の生活圏で撮影した MW10 のカメラ映像を画像にしてお見せします。
その前に注意してもらいたいことがあります。それは公開した画像 = 実際の見え方ではないことです。、カメラ映像は VGA(640 x 360 ピクセル)だったので、それを画像化すると小さくて、しかも粗く見えますが、通常は目の前のスクリーン(HD 解像度)越しに映像を見るので、実際の見え方は公開した画像よりもかなり鮮明です。画像の綺麗さは参考になりません。ここでは明るさに注目してください。
また、MW10 の明るさは 10 段階で調節することができ、今回はそのちょうど中間(値 0.5)で撮影しています。実機では明るさをもっと上げることもできますが、平均的な明るさで勝負します。それでも私はいつも 0.5 より低い 0.3 という値で使用しています。明るすぎると眩しいのでこの値がちょうど良いと思っています。
■ 住宅街
私の肉眼だと、街灯の光や照らされた部分はある程度見えるのですが、それでも路面や壁面、物の角というのは基本的に見えません。しかし MW10 だとご覧のように道路や壁面などの路面の作りなども把握することができます。
■ 夜空
この日は雨天だったせいか空は一面雲です。晴れている日には雲の形なども分かります。それでも樹木の葉っぱ、端の電柱の姿を見ることができ、それらと空との境界も分かります。
■ 足元
私の肉眼だと夜道で自分の足は殆ど見えませんが、MW10 だと靴の柄や落とした家の鍵、路面のタイル柄なども見えます。
■ お部屋のテレビ
夜道の写真だけだとモノクロでしか表示されないと思われるので、ここで室内のテレビを見た時の見え方を紹介します。画像なので鮮明ではありませんが、テレビの映像はフルカラーで鮮やかです。室内だと大体こんな色合いで物や風景が見えます。
■ 外に出されたゴミ
福岡では深夜にゴミ収集があるので、通常はどのお宅も前の日の夜にゴミを自宅前に出します。私の肉眼だと、そこに出されたゴミがあることすら分かりませんが、MW10 越しなら次の写真のようにゴミ袋の数や形状が分かります。
■ 電気を消した玄関
私の肉眼だと、電気を消した状態の玄関はほぼ何も見えませんが、MW10 なら次のように電気スイッチの位置や靴棚の上に置いたぬいぐるみも見えます。
記事を公開した時点の掲載画像はこれだけですが、画像は順次追加していくつもりです。
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