Xiaomi、完全ワイヤレスなARスマートグラスを披露
Xiaomi は昨夜のプレスカンファレンスで Xiaomi 13 シリーズの欧州モデルを始めとした新製品を発表しましたが、プレスカンファレンスの後には報道関係者を招いてのプライベートな展示会を開催し、現在開発を進めているスマートグラス「Xiaomi Wireless AR Smart Glass」を披露しました。実機を使用した体験レポートが XDA に掲載されています。
Xiaomi ワイヤレス AR スマートグラスは Xaiomi 初の拡張現実デバイスということで注目を集めています。2 つの透明レンズの上にディスプレイやカメラユニットがあり、見た目はターミネーターが着用するスコープのような風貌です。目測だとスマートグラスはかなりの大きさがありますが、外装の素材にマグネシウム合金や炭素繊維複合材料を、また、酸化シリコンアノードを用いた独自開発の小型バッテリーを搭載しており、質量は 126g とされておりかなり軽量です。
Xiaomi ワイヤレス AR スマートグラスの特徴は、名前が示すように完全ワイヤレスで動作する点です。スマホを母艦として使用しますが、接続はワイヤレスです。しかもそれは、Wi-Fi と Bluetooth を利用した独自の低遅延通信リンクによってスマホとスマートグラス間の通信遅延は 50 ミリ秒程度にまで抑えられています。XDA のレポートによると、動画を 20 分間視聴した中で致命的なラグやフレームの欠落を感じることはなかったそうです。
Xiaomi ワイヤレス AR スマートグラスの内側には輝度 1,200nits を誇る 2 つの Micro OLED ディスプレイ、外側に 3 つのカメラが搭載されています。カメラは映像やデジタル情報を実際の空間にマッピングするだけでなく、ジェスチャーの検出にも使用されます。ユーザーの腕や手、指先の動きをトラッキングして AR 中の操作やウィンドウ枠の移動など、様々な操作が可能です。操作系統については母艦スマホもタッチパッドのリモコンとして使用できます。
展示会では各人 30 分間の実機操作が許可されており、その中では、目線の先で TikTok や YouTube 動画を視聴したり、実際のテーブルの上に投映されたマシンガンをぶっ放して迫りくるエイリアンを撃ちまくるシューティングゲーム、目の前に投映された仮想スイッチを ON / OFF すると実際の Xiaomi スマート LED を操作することができたとされています。
Xiaomi ワイヤレス AR スマートグラスはまだ試作機の段階で、今後、商品化されるのか、いつ発売されるのかについては不明です。Xiaomi 自身もその質問には答えなかったとされています。
Source : XDA
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