西鉄、路線バスでクレジットカードのタッチ決済を実験開始
福岡県内を中心に鉄道・バスを運行している西鉄が通常の路線バスでスマートフォンを利用したクレジットカードのタッチ決済の実証実験を開始しました。将来的には従来の 交通系 IC カードだけでなく、世界標準のクレジットカードによるタッチ決済も可能になる見込みです。
タッチ決済とは、VISA や MasterCard などの国際ブランドのクレジットカードやプリペイド・デビットカード、もしくはそれらを登録したスマートフォンを使用して交通系 IC カードのように読み取り機にかざすだけで代金を支払える国際標準の非接触決済方式です。
私は福岡市在住なので日頃から西鉄バスを利用しています。大抵は西鉄発祥の交通系 IC カード「ニモカ」や、スマートフォンの場合は Suica または PASMO を利用しますが、いずれもチャージが必要です。
今回、実験が行われるタッチ決済では、クレジットカードなら後払い、デビットカードなら口座引き落としなので、面倒なチャージ作業は不要。特に「ニモカ」ではチャージのたびに運転手とやり取りしなければならず、バスが停車しているタイミングを見計らう必要がありますが、タッチ決済を利用するとそうしたやり取りも不要になります。
該当の西鉄バスには乗降口にタッチ決済用の読み取り機が設置され、従来通り、乗降時にクレジットカードやスマートフォンをかざすだけで運賃の支払いが完了します。
実験は 7 月 10 日より博多駅 ~ 福岡空港国際線間の路線バスから開始しており、8 月 1 日からは博多駅や天神周辺の一部で運行している連結バスにも導入され、対象カードには銀聯カードも追加される予定です。
実験は 2024 年 3 月まで実施されますが、まだ正式な導入予定については何も公表されていません。
Source : 西鉄（PDF）
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