Google Pixel 8の開発秘話、Bayカラーを選択した理由やデザインの改良点が詳しく語られる
先日 Google が公開した最新の Pixel デバイスの開発秘話を語るブログ投稿の中でスペックシートからは読み取れないデザイン面に関する新情報が明らかとなりました。
新色 Bay は青空を表現
Pixel 8 や Pixel Watch 2 向けのアクティブバンド、Pixel Buds Pro にはどれもBay と呼ばれる薄い青色が新色として追加されています。Bay という単語から海を連想するかもしれませんが、実はこれ、晴れた日の青空からインスピレーションを受けて考案された色なのだそうです。それが意味するのは「希望」です。
日中、快晴の空を眺めると、なんとなく幸福感や高揚感が湧き上がってきますよね。こうした感情は明日への希望へと繋がってきます。Google の担当者はパンデミック真っ最中の頃に Bay の着想が浮かんだと述べており、Pixel 8 が発売される頃にパンデミックが収束していることを願ってこの色を採用したと語っています。Bay カラーにこのような想いが込められていたとは意外です。
改良されたカメラバー
Google は 2021 年の Pixel 6 からカメラを帯状の形の構造に変更し、これをカメラバーと呼んでいます。カメラバーは Google を象徴する検索バーをモチーフに考案されたことは皆さんご存知の通り。今では Pixel スマホのトレードマークと位置づけられています。
そんなカメラバーですが、Pixel 8 Pro では全てのカメラユニットが単一の矩形部分に収められる形に変更され、さらにカメラバーが際立つように金属の縁取りを施すなど細かい部分まで手が加えられています。
マット仕上げの背面ガラスが復活
Pixel 8 シリーズにはマットな質感の背面ガラスパネルが使用されており、これは Pixel 4 以来のことです。マットな背面が復活したことになります。これにより、スマホを持ったときのグリップ感が増し、手触りも滑らかで指紋の付きにくい質感を取り戻しました。
持ちやすさのさらなる向上を目指して筐体設計を改良
Pixel 8 の全体的な見た目は初期の Pixel 6 から殆ど変化していませんが、操作中のフィット感を高めることを目的に細部は改良されています。その一つが前のセクションで紹介したマットな背面ガラスパネルを復活させたことですが、それだけでなく、四隅に丸みを持たせベゼルを薄くしたことで、スマホ全体がより滑らかな形状となり、さらに持ちやすいスマホへと生まれ変わりました。その効果は、Pixel 8 を設計した担当者自身が初めて実機を手にしたときに大きな衝撃を受けたと語っているほどです。
より修理しやすいスマホに
Pixel 8 ではサステナビリティを意識した改良点も多く、その一つが修理性を向上させたことです。スマホで修理されるパーツの筆頭はバッテリーですが、Pixel 8 の内部には作業者が迷わずにバッテリーを交換できるよう筐体内部に交換手順を記したグラフィックガイドが追加されています。自分でバッテリー交換する際に役立ちそうです。
Source : Google
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