KDDI、3G/WiMAX網でスマートフォンに付与するIPアドレスをグローバルアドレスからプライベートアドレスに変更、8月より実施
KDDIは7月19日、IS02、E30HT、E31Tを除く同社提供のスマートフォンで3G/WiMAX回線を利用する際に付与するIPアドレスを8月以降順次グローバルアドレスからプライベートアドレスに変更すると発表しました。
この変更は今現実として起こっているIPv4におけるグローバルアドレスの枯渇対策とされています。グローバルアドレスはインターネット上に公開されている通信機器の識別情報である一方、プライベートアドレスはインターネット上に公開されない識別情報で一般的にはLANで使用されます。プライベートアドレスを付与し、インターネットにアクセスする際にアドレスを変換する仕組み(IPマスカレード)が導入されるので、複数の端末が同一のグローバルアドレスを使用してインターネットにアクセスできるようになることから、グローバルIPアドレスを効率よく使用できるようになります。
KDDIによると今後の付与アドレスの変更によって通話やネットの閲覧、メールの送受信を始めスマートフォンで使用する大半のアプリはこれまでどおり利用できるとしてますが、グローバルアドレスの利用を前提に設計されたアプリ(KDDIの説明によると、”スマートフォン端末をサーバーとして動作させるようなアプリ”)は利用できなくなる場合があるとしています。スマートフォンをWEBサーバやファイルサーバにして直にインターネットに公開するといったことは出来なくなりますね(KDDIが特定の端末のためにアドレスをマッピングしてくれるなら話は別ですが)。
Source : KDDI
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