iPhone 4のアンテナ問題、バンパー・ケースの無償提供でひとまず決着
米国時間で16日午前10時から米Apple本社でiPhone 4のアンテナ問題を始めとするプレスカンファレンスが行われいくつかの発表がなされたみたいです。その一つはiPhone 4のバンパーまたはケースの無償提供。
もうすでにこのニュースについてはいたるところで報じられているのでご存知の方も多いと思いますが、結局のところ今回のアンテナ問題は「Appleにできることと言えばバンパーかケースの無償提供くらいだろう」といった感じで収めようとしているような感じだったと思います。
iPhone 4以外、他のスマートフォンにも同じ種類の問題があるのが当然でiPhone 4の場合はそれがあるにせよ許容できる、実用できるもの、しかしそれを問題であるというふうに感じるような作りだった。ましてアンテナバーの計算アルゴリズムの問題もあってダブルパンチだった、てな感じ。
また、実際にiPhone 4の発売後を見ても、特にユーザがiPhoneを嫌っている様子でもなく、返品率やこの問題に対するApple Careへの苦情も少ない。こんなにiPhone 4を愛してくれるのなら、Appleに出来ることといえばバンパーかケースの無償提供、既にバンパーを購入された方には払い戻しすることくらいしかできない、そういう感じもしました。うーん、かなりうまいですね。もし私だったら(ありえないけど)土下座するくらいしか思いつきません。
で、その無償提供されるバンパーまたはケースはというと、来週あたりにその提供方法が公開されるらしく、現在はAppleオンラインストアでバンパーを購入することが出来なくなっています。既にケース二つを購入してしまった私なんですが、まだバンパーは購入していないのでラッキーといったところです。正直ケース付けていれば特に問題ないですからね。
ちなみに、iPhone 4とNexus Oneの無線LANのつかみ、アンテナ本数を比べてみるとiPhone 4の方が1本多かったりします。それだけ受信感度が良いということでしょうか。
プレスカンファレンスではこのアンテナ問題のほかに、iPhone 4は世界中で300万台を販売されたことや、7月下旬からホワイトカラーのiPhone 4が出荷されること、それと同時に追加で世界18カ国でもiPhone 4が発売されることなどが発表されました。とりあえず7月下旬以降、品薄だった日本でもその問題が解消されそうでヤフオクで販売されるiPhone 4の金額も急激に下がることでしょう。もう25万なんて夢の話。
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