AMOLEDからLCDにスイッチする企業が今後も続出?今度はPantech
サムスンのサムスンによるサムスンのためのAMOLED・・・、のような感じになっていますね。どうやらAMOLEDの供給不足によるディスプレイの変更は、台湾HTCだけではなく韓国のナンバー3端末メーカー「Pantech」でも起こるだろうということがKorea Heraldの記事で明らかとなりました。
Pantechは現在、AMOLEDを搭載したAndroidスマートフォン2機種を韓国国内で販売しているそうなのですが、同社幹部がKorea Heraldに対して語ったことによると、AMOLEDディスプレイの供給不足により、同社が2011年上半期から投入する新作スマートフォンには、このディスプレイが搭載されなくなる可能性が高いというのです。
それは、既にご存知のとおり、Samsungが世界的に強力にプッシュしているGalaxy Sの生産のため。AMOLEDを市場の98%のシェアを持つSamsung Mobile Displayは、このディスプレイを親会社であるSamsung Electronics以外に安定して供給できるほどの生産キャパが無いというのです。
Samsungは、(今年中に)1000万台ものSuper AMOLEDを搭載したGalaxy S、Waveを販売する計画らしく、Samsung Mobile Displayの年次生産キャパは3500万ユニットと言われています。スマートフォン以外にもテレビやモニタでも使われることから足りていないと言えば足りていないですね。
Pantechは来年、世界中に向けて16機種ものスマートフォンを開発し、その多くでAndroidが使われることになるそうです。HTCは既に同じ問題でAMOLEDからSLCDに乗換えました。今度はPantechがLCDディスプレイに乗換えことになることが明らかとなりました。じゃあ、次は?次はどこ、ではなく、Samsung Electronics以外には安定して供給されないことから、来年あたりから当面、サムスン以外の端末メーカーからAMOLEDを搭載したスマートフォンは発売されないことになるということですね。
もしかしたら、ドコモが発表する2010年冬モデルには、サムスン製以外にAMOLEDを搭載したモデルは発表されないかもしれません。
ネタ元:OLED-Display
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