Ubuntuのスマートフォン版・タブレット版の開発者向けプレビュービルドがリリース、端末単体でもインストール可能
Canonicalは2月21日、Linuxディストリビューション「Ubuntu」のスマートフォン版・タブレット版の開発者向けプレビュービルド(Ubuntu 12.10 Touch Preview)をリリースしました。
Ubuntuの公式サイトでは、Galaxy Nexus、Nexus 4、Nexus 7、Nexus 10の4機種向けのROMとインストール手順などが公開されていますが、インストール手順はUbuntu系のLinux PCを使ったものだけで、Windows PCを使った手順は紹介されていません。しかし、既にClovkworkModリカバリしている場合は、AndroidのカスタムROMと同じ要領でインストールすることができます。
以下の手順は、手持ちのGalaxy Nexusで実際に試して起動まで完了したものです。他のNexusでは試していませんが、ダウンロードするファイルを変更すれば成功すると思います(試していませんが・・・)。
1. UbuntuのROMダウンロードサイトから「quantal-preinstalled-armel+maguro.zip」と「quantal-preinstalled-phablet-armhf.zip」をダウンロード。Galaxy Nexusの内蔵メモリにコピー。Nexus 4は”mako”の付くファイル、Nexus 7は”grouper”の付くファイル、Nexus 10は”manta”と付くファイルを利用すれば良いと思います。
2. ClockworkModリカバリに再起動。
3. ClockworkModリカバリのROMフラッシュメニューから「quantal-preinstalled-armel+maguro.zip」→「quantal-preinstalled-phablet-armhf.zip」の順にROMを焼き込む。
4. 完了後、Galaxy Nexusを再起動。以上です。起動後数秒でUbuntuのホーム画面が表示されると思います。
Caonicalによると、リリース版では、シェルやコアアプリ、カメラ、Wi-Fi、音声通話(GSM系)・SMS、オーディオ、ADBは動作するそうです。Galaxy Nexusで少しの間遊んでみましたが、動作はまずまず。アプリを起動しすぎると(特にカメラ)急激にスローダウンしてリブートしたことがありました。試す価値はあると思いますが、日常的な利用には耐えられないと思います(開発途中のお試し版ですし)。なので、試す場合は元の状態に戻せるようにバックアップしてからにすることをお勧めします。バックアップで元に戻せない場合でもファクトリーイメージで戻せます。
Source : Ubuntu
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