Google、KitKatで物理的なメニューボタンを搭載する端末でもオーバーフローボタンを常時表示するように変更、グーグラーは「メニューボタンはお亡くなりになったの!」
GoogleがAndroid 4.4(KitKat)で物理的なメニューボタンを搭載した端末でもアクションバー上に常にオーバーフローメニューが表示されるように仕様を変更していたことが判明しました。
GingerbreadまでのAndroidはメニューボタンがアプリのメニューを表示する役割を担っていたことから、それまでのすべてのAndroid端末には物理的なメニューボタンが搭載されていましたが、2011年のHoneycombでオンスクリーンボタンやアクションバー、オーバーフローボタンが追加され、物理的なボタンとメニューボタンが不要になりました。その年に発表されたIce Cream SandwichでGoogleは基本操作ボタンからメニューボタンを排除するとともに、アプリのUIデザインをHoloテーマを基本としたものに統一しようと啓蒙しており、今となっては機種数で見ていくとメニューボタン無しの端末が過半数を占めています。
この修正によってメニューボタンを搭載していたとしてもオーバーフローボタンがアプリ上に表示されるので、デフォルトの仕様のままOSをビルドするとメニューボタンを押さなくてもアプリは操作可能になります。
このことはGoogleのAdam Powell氏がフレームワーク部分にこの変更を行うためのパッチを投稿していたことで判明しました。これまでの流れを考えると、そうすることは予測できたことなのですが、そのことよりも、彼のメニューボタンに対する憎悪の念を示すメッセージが注目されています。
彼はパッチを投稿した際のメッセージで、英国のコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」の第1シリーズ第8話に登場するスケッチ「死んだオウム」のセリフになぞらえて、ありとあらゆる言葉を駆使してメニューボタンが死んだものであることを主張しているのです。
「ホームシックなんかじゃない。メニューボタンはお亡くなりになったんだ。このメニューボタンはこの世を去ったの。事切れてしまった。メニューボタンは息を引き取り・・・(中略)・・・故メニューボタン」。全文はこちらで確認できます(Wikipedia)。
とにかく、Googleはメニューボタンの採用をあまり快く思っていない模様です。
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