Xperia Z3が2K / WQHDではなくフルHDディスプレイを採用した理由、Xperia Z4で採用される可能性も
Sony Mobile の新フラッグシップ「Xperia Z3」が今週発表されましたが、残念ながら、ディスプレイは期待されていた 2K / WQHD 解像度ではなくXperia Z2と同じフルHDでした。フルHDを維持した理由が TrustedReviews を通じて伝えられていました。
Xperia Z3 で 「X-Reality エンジン」はアップデートされ、ピクセル単位でリアルタイムに映像を補正する機能によって画質を改善していますが、解像度はフル HD (1,920×1,080 ピクセル)のままです。LG や Samsung などの一部のグローバルメーカーは既に2K / WQHDディスプレイのスマートフォンを出しており、液晶テレビ市場で上位を争う Sony が 競争ポイントである解像度で他社に先行されるのは、ある意味で不甲斐ない。
フル HD ディスプレイを維持したことについて、Sony Mobile のマーケティングディレクター Calum MacDougall 氏は、“2Kディスプレイにはバッテリーの持ちを妥協してまで採用する価値はない”と述べたそうです。つまり、現時点では解像度を上げて画質を改善することよりもバッテリーの持ちを優先させたと判断ということのようです。
Xperia Z3 に搭載された Snapdragoh 801 は 2560×2048 ピクセルまでの解像度をサポートしているので 2K / WQHD ディスプレイも搭載可能です。しかし、2K / WQHD はフル HD よりも 1.77 倍も画素が増えることから、描画のためにプロセッサにかかる負荷も増え、それがバッテリーの持ちに大きな影響を与えます。
このような話がある中で、今後の機種(Xperia Z4?)では 2K / WQHD ディスプレイが採用される可能性もあると Twitter の情報通 @Ricciolo が伝えていたりもします。今、搭載可能なプロセッサに WQHD ディスプレイは合わないということなのでしょうか。
Source : TrustedReview、Twitter
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