GoogleはAndroid 4.3(Jelly Bean)以下の端末向けにWebViewコンポーネントのセキュリティアップデートを提供しない方針らしい
米 Forbes 誌が 12 日に WEB 版の記事で報じたところによると、Google は既に、Android 4.3 以下を搭載した端末に対する WebView コンポーネントのセキュリティアップデートの提供を打ち切っているそうです。このことは調査会社 Rapid7 のエンジニアリングマネージャー Tod Beardsley 氏が同社のコミュニティサイトで公開した情報をベースにしています。
WebView は、Android アプリのアクティビティとして WEB ページを表示する機能のことで、Android 4.4(KitKat)までは OS 組み込み型だったのが、Android 5.0 (Lollipop)でシステムから切り離されて Google Play ストア経由でアップデートされる仕組みに変わりました。
今回のニュースで重要なことは、今後 Jelly Bean 以下の端末で WeiView のセキュリティホールが発見されたとしても、Google から問題を修正するパッチが提供されない可能性が高く、Android のバージョン別シェアで全体の 60% 近く、台数にして約 9 億 3900 万台のAndroid 4.3 以下の端末を標的にしたハッキングが横行することが予想されることです。
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