Samsung、業界初のフラッシュメモリ内蔵NFC対応チップを開発、12月7日のイベントでNexus Sを展示?
12月1日、Samsungは業界初のフラッシュメモリを内蔵した近距離無線通信(NFC)対応チップを開発したことを発表し、今後NFC対応チップに搭載する半導体市場にも参入するそうです。
NFCは10cm以内でデータ交換ができる近距離無線通信規格の一つで、NFC対応チップを搭載した携帯電話では、おサイフケータイのように商品代金の支払の際に使えたり、入退室に使うカードのように使えたりします。その他、NFCでは通信内容に制限が無いので写真や文書ファイルといったデータ交換もできることから今後多くの携帯電話にNFC対応チップが搭載されると予想されています。
Samsungは今回開発したNFC対応チップの量産を2011年から開始しすることを発表、今後スマートフォンやタブレット、スマートTV、自動車のスマートキーシステムでの利用に向けて事業を拡大していくそうです。
そういえば、先月15日に米国で開催されたWeb 2.0 Summitにおいて、Google CEO エリック・シュミット氏は手にしてた”知られた製造元の未発表な端末”にはNFC対応チップが搭載されていて、クレジットカードの置換えとして利用できるというようなことを話していました。その”未発表な製品”というのはGingerbreadを搭載したSamsung製のNexus Sのことで、GingerbreadではNFCをサポートことが分かりました。また、Gingerbreadについては”数週間以内に”発表されるとも話していたことから、年内には発表されるのではないかと期待されています。
Samsungは今回開発したNFC対応チップを、12月7日からフランス・パリで開催される第25回CARTES&IDentificationというイベントでお披露目するそうです。もし、その前日の12月6日にGingerbreadとNexus Sが発表されるとすれば、そのイベントではNexus SがNFC対応チップを搭載したソリューションの一つとして展示、デモなどされるのではないでしょうか。
逆に、SamsungのNFC対応チップのスマートフォンでの利用と言ったソリューションが展示・デモされるとすれば、Nexus Sが登場してくるのが妥当な線。Nexus Sを展示するのであればそれより以前に発表されていなければならない・・・と考えることができますね。
Source : Samsung
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