モバイルGoogleマップ5.0がAndroidマーケットに公開、地図の3D表示、オフラインでもGoogleマップナビが可能に
先週、D: Dive Into Mobileに登場したGoogleのAndy Rubin氏がHoneycombタブレットでデモを行った際に近日中の公開が明らかになっていた「モバイルGoogleマップ5.0」が公開されました。Androidマーケットでアプリをアップデートするとこのバージョンのものになります。
モバイルGoogleマップ5.0では、地図を従来のタイルで表現するのではなく、ベクトル画像を使って表現するようになっています。そのため、地図の拡大・縮小や画面内の移動をスムーズに、そしてダウンロードする地図データサイズを抑えることができます。また、モバイルGoogleマップ5.0から地図のチルト、回転操作および自身の向く方向に固定できる「コンパスモード」、さらに地図中の建物を立体的に表示することをサポートしています。
- チルト:画面上を二本の指を平行にして下に下げる。
- 回転:二本の指で地図中を弧を描くように回転する。
- コンパスモード:現在位置ボタンを二回タップすると切替えられる。
チルトした状態でコンパスモードにするとかなり面白いですよ。
また、モバイルGoogleマップ5.0では全てのズームレベルでの地図の表示に従来の100倍少ないデータ量で行えることから、端末のメモリに積極的に地図データをキャッシュされることになります。また、多くWi-Fi接続したと場所を中心に自動的に地図データがキャッシュされる仕組みを取り入れていることから、移動する地域にもよりますがほぼオフラインでの利用も可能になるみたいです。これらはGogleマップナビで特に有効だと言われています。
キャッシュは自動的に行われますが、Wi-Fi接続していない場合でも先読みする機能も搭載されています。「menu」ボタン→「キャッシュ設定」でそれを有効/無料にできます。
モバイルGoogleマップ5.0の大きな特徴は以上の2点。ダイナミックに地図を描画できることと、オフラインでの利用。その他、Labsからいくつか機能が消えていたりします。2つだけになってしまいました。
モバイルGoogleマップ5.0はAndroid 1.6以降の端末で利用できますが、残念なことに、3D表示とオフラインキャッシュ機能はAndroid 2.0以降で利用可能で、端末によってチルトや回転といったマルチタッチ操作を必要とする機能を利用できない場合があります。
Source : Google Blog
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