Android WearにおけるWi-Fiサポートのメリットとは
スマートウォチの Android Wear が Android 5.1.1 にアップデートされ、既存モデルの一部の機種では Wi-Fi を利用できるようになりました。Wi-Fi をサポートしたことでどんなメリットがあるのかを紹介します。
Android Wear はこれまで、Bluetooth でスマートフォンと接続して利用していました。Wi-Fi をサポートしたことで、自宅や会社の無線 LAN アクセスポイントに接続してもほぼ全ての機能を Bluetooth 接続時のように利用できます。
しかし、Wi-Fi をサポートしたと言っても Bluetooth 接続が優先されるので、Bluetooth で繋がっている場合は Wi-Fi は無効になります。Bluetooth 接続が切れて場合にバックアップ用に Wi-Fi に接続できるという位置づけです(Wi-Fi メインで利用することも可能です)。
既存の Android Wear で Wi-Fi を利用できる機種は、LG Watch Urbane、Moto 360、SmartWatch 3、Gear Live のみ。Android Wear のコンパニオンアプリには、「クラウド同期」メニューがありますよね?これを ON にすると、スマートウォッチとスマートフォンは Wi-Fi を介してクラウド経由で繋がっていることになるので、Wi-Fi でも Google Now コマンドや通知の転送、アプリの起動やスマートフォンの操作を行うことができます。
Wi-Fi をサポートしたことによるメリットとしては、Wi-Fi の電波は Bluetooth よりも遠くに届くので、スマートフォンを置いた別の部屋や自宅周辺に居る場合でも操作できますし、Wi-Fi テザリングやモバイル Wi-Fi ルーターのアクセスポイントに接続させておけば、母艦となるスマートフォンが無くても利用できるといったところでしょうか(事前に接続登録しておく必要があります)。
ただ、Bluetooth 接続と比べて通知が届くまでのラグが大きかったりするので、Bluetooth が利用できる場合は Bluetooth を優先した方が良いと思います。
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