JollaにSailfish OS 2.0が配信開始、Androidアプリへの対応が改善
フィンランドの OS・端末メーカー Jolla が「Sailfish OS」を搭載した自社製スマートフォン「Jolla」に対して、新バージョンの「Sailfish OS 2.0」の配信を開始しました。
Sailfish OS 2.0 は Jolla タブレットと共に発表されたメジャーアップデート版で、ユーザーインターフェースの刷新や Android アプリの互換性の向上、マルチタスク機能の強化、スワイプジェスチャーの改善、H.264 ビデオへの対応などが行われています。
Sailfish OS ではリリース当初から Android アプリの動作をサポートしていたのですが、Sailfish OS 2.0 のバージョンアップによって、これまで不可だったバイブレーションや LED による通知が可能になったほか、Android アプリで通知を受けた場合にディスプレイを点灯するようになるなど、アプリとの互換性が向上しました。
実際に手元の Jolla をアップデートして分かったのですが、新たに「Android Support」という Android アプリの互換性を向上する追加のアプリと、Jolla 独自のアプリストア「Aptoide Appstore」が追加されていました。これで Android アプリのインストールやアップデートが容易になります。
Aptoide Appstore では、Google Play ストアのアプリをインストールするのと同時に、アプリが更新された場合には Aptoide Appstore を通じて更新することも可能です。
これは、旧バージョンの際には APK ファイルでインストールしたアプリも対象となるので、実質的に Android アプリのアップデートが非常に楽になりました。
ちなみに Sailfish OS は前回バージョンまでは日本語の表示や日本語の入力には対応していませんでした。残念ながら Sailfish OS 2.0 でもサポートは行われませんでした。
Source : Jolla
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