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1月5日、MotorolaはCES 2011前日プレスイベントにおいて、AT&T初となるデュアルコアTegra 2を搭載したAndroidスマートフォン「Motorola ATRIX 4G」を発表しました。既にコードネーム”Olympus”、型番はMB860として知られている端末。ATRIX 4Gは米国では2011年Q1にAT&Tから発売される予定となっています。

ATRIX 4Gは、高解像度qHDディスプレイ（960×540）、厚さ約10.9mm、バッテリー1,930mAh、デュアルコア1GHz Tegra 2、1GBのRAM、16GBの内蔵NANDを搭載したかなりハイスペックな仕様。ストレージは32GBまでのマイクロSDHCカードに対応しており最大48GBまで拡張できます。OSはAndroid 2.2。”4G”なAndroidスマートフォンで米AT&TのHSPA+ネットワークに対応します。

今回初めて目にするqHD液晶ディスプレイは、フルHDサイズ（1920×1080）の4分の一である960×520（つまりquarter）の解像度なので、フルHD映像を伸縮させることなく再生できます。ディスプレイサイズは4インチとスマートフォンにはよくあるサイズですが、解像度が高くなったことからより精細に表示できます。

また、本体にHDMIポートが搭載されており、HDTVと接続してフルHDサイズの動画を再生したり、ゲームをプレイできるほか、TVに動画や音楽、写真といったコンテンツの視聴用ポータル画面、端末をそのリモコンのようにすることもできます。

下記仕様のようにかなりハイスペック端末ですが、ATRIX 4Gの特徴はそれだけではありません。ATRIX 4Gには「Laptop Dock」と呼ばれる11.6インチディスプレイを搭載したキーボードドックが専用に提供されます。端末をドック背面（液晶裏）にセットすることでドックのディスプレイにwebtopと呼ばれるマルチ画面なUIで操作することができ、プリインストールされているFirefox 3.6を使ってPC間隔のWEBサーフィン（死語？）を楽しむことができます。「Laptop Dock」に接続した場合、端末・ドックトータルの連続使用時間は36時間にもなるとのこと。「Laptop Dock」の厚さは僅か13.9mm。

次に「Multimedia Dock」を紹介します。これは卓上ホルダ・クレードルのような形のドックで、本体には3つのUSBポートとHDMIポートが搭載されています。これにマウスやキーボードを接続して操作できるほか、HDTVとHDMIケーブルで接続することで上記のTVとの連携機能をよりPCライクに（楽に？）できるようになります。

最後に「Vehicle Dock」です。これはカーキットです。

ATRIX 4G本体も凄いですが、専用アクセサリーでさらに活用の幅が広がります。ATRIX 4GがあればPCは不要？一人ではしゃいでいますが、恐らくこれはかなり売れると思います。

• OS：Android 2.2（Froyo）
• サイズ：116.8（H）×63.5（W）×10.9（D）mm
• 重さ：約136g
• ディスプレイサイズ：4インチ、解像度960×540
• ディスプレイ：qHDディスプレイ、24bitカラー
• チップセット：NVIDIA Tegra AP20H 1GHz
• メモリ：1GB
• ストレージ：16GB
• マイクロSD：32GBまで対応
• リアカメラ：5MP、LEDフラッシュ、1080p HD
• フロントカメラ：0.3MP
• 対応周波数：GSM/EDGE(850/900/1800/1900)、WCDMA（850/1900/2100） HSDPA 14.4Mbps、HSUPA 2.0Mbps
• ネットワーク：Wi-Fi b/g/n、Bluetooth 2.1+EDR
• 外部端子類：マイクロUSB、ミニHDMI、3.5mmオーディオジャック
• センサー類：Gセンサー、デジタルコンパス、S-GPS
• バッテリー：1,930mAh
• 機能など：Multimedia Dock・Laptop Dock・Vehicle Dockとの接続
• ソフトウェア：Firefox 3.6、Flash Player 10.1
• カラー：

Source : Motorola Via : Android Community IntoMobile

更新1：英Orangeが2011年Q2に発売することを発表しています。

更新2：記事全体を修正しました。ATRIX 4G最強ですね。