ICAO、飛行機でのリチウムイオンバッテリー搭載モバイルバッテリーなどの輸送を禁止する暫定基準を4月1日から適用へ
日本も加盟している ICAO(国際民間航空機関)は 2 月 22 日(現地時間)、飛行機内でリチウムイオンバッテリーを搭載したモバイルバッテリー類の輸送を 2016 年 4 月 1 日から禁止する方針を発表しました。
今回の規定は 2018 年に制定される新基準までの暫定的な基準となっています。また、スマートフォンやタブレット、PC などのバッテリー内蔵端末については、制限の対象にはなっておらず、あくまでも、モバイルバッテリーの輸送を禁止したものです。
さらに、今回の暫定基準には、法的な拘束力はありませんが、加盟国の多くが ICAO の規定を順守しているので、おそらく、国内外を問わず、暫定基準であっても従うものと見られます。まあ、暫定基準の適用は電車内の「マナーモードにするか、電源を切ってください」と同レベルの呼びかけに留まることでしょう。
リチウムイオンバッテリーにおいては、深刻な発火事故につながる可能性があることから、一時は多くの国でその輸送に対して厳しい基準が設定されており、日本でも航空輸送を行う場合には事前に申告する必要があります。
最近では、規制緩和の傾向にありましたが、こうした厳しい基準が改めて制定されることになります。
Source : ICAO
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