米カリフォルニア大学の研究チームらが10万回以上の充電サイクルを実現するリチウムイオンバッテリー技術を開発
米・カリフォルニア大学の合同研究チームが 10 万回以上の充電サイクルを実現するという新しリチウムイオンバッテリー技術を開発しました。米国科学学会でこの技術に関する論文が公開されています。
市販の携帯電話・スマートフォンのバッテリーの充電サイクルは数百回レベルなので、毎日充電していると、数年で充電してもすぐに減ってしまいますが、単純計算で 10 万回の充電サイクルだと同じバッテリーを数十年も利用できるようになります。
研究チームによると、この充電サイクルの大幅な増加は、金でできたナノワイヤを二酸化マンガンでコーディングした電極をアノードとカソードに使用し、ポリメタクリル酸メチル樹脂(Polymethyl methacrylate PMMA)を電解質に使用することで、最高 20 万回の充電サイクルなら充電と放電の際に電極は変形せず、その結果、クーロン効率(充放電における電気量の残存率)を平均 94 ~ 96% の高レベルで維持できるようにしています。
Source : ACS
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