Google、AMPサービスに画像と転送帯域幅を最適化する新機能を導入
Google は 1 月 11 日、モバイル WEB の高速化を目指して 2016 年に提供を開始した「Accelerated Mobile Pages (AMP)」に最近導入した「AMP Lite」の詳細を一部明らかにしました。
AMP Lite は帯域幅の限られたネットワーク環境下において、画像の転送を最適化したり、コンテンツをより効果的に配信するために導入された AMP の別バージョンで、Google は AMP Lite に導入した画像の最適化への取り組みによって、モバイルサイトを閲覧しているユーザーのデータ使用量が 45% も削減されたと明らかにしました。
Google は WEB ページ全体の 64% を画像データが占めることから、これを最適化することは重要だとして、人の目では気づきにくい部分の画質を落とし WebP 形式に変換するなどしてファイルサイズを削減する、srcset を使用して小さな画面の端末で画像が小さい画像が表示されるようにする、状況に応じて代わりの低画質画像を表示させる仕組みを導入したと説明しました。
上図が AMP Lite での画像表示例です。最適化された画像(下)と最適化されていない画像(上)の画質には、視覚的な差異が多少見られますが、最適化された画像のファイルサイズは元画像の 10 分の 1 に削減されています。ファイルの転送に必要な帯域幅を大幅に削減できる点を考慮すると、ほぼ分からない画質劣化は十分に許容できるレベルだと言えます。
AMP Lite には外部フォントの最適化機能も統合されているので、AMP キャッシュの使用状況に関係なく、フォントの読み込み時間も短縮化しています。
Source : Gogole
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