「Android-x86」がプロジェクト継続の危機に直面
Intel x86 ベースのプロセッサを搭載した PC に Android を移植するコミュニティベースのオープンソースプロジェクト「Anroid-x86」がプロジェクト継続の危機に直面している模様です。
Android デバイスの多くは ARM 系プロセッサを搭載していますが、Android はオープンソースなので、他のアーキテクチャーへの移植も盛んに行われており、今回の Android-x86 プロジェクトは x86 ベースの PC で Android を利用する方法として、現在主流のプロジェクトだと言えます。
Android-x86 プロジェクトは 2009 年に Chih-Wei Huang 氏によって立ち上げられ、これまで Android OS のバージョンアップにも随時対応してきました。
しかし、同氏は Android-x86 プロジェクトの Google グループの中で報告した自身の近況の中で、プロジェクト継続に関してネガティブなコメントを投稿していました。
投稿によると、同氏は 2016 年末でそれまで在籍していた Jide 社(Remix OS の提供元)を退社し、現在は休職中の身です。その状態で Android-x86 プロジェクトへの取り組みに関して、“時間とモチベーションがあれば” 継続したいと表明したものの、同時にプロジェクトを続けるのにどれだけの価値があるのか分からないとネガティブなコメントも寄せています。
直近で Android-x86 プロジェクトは継続しますが、リーダー自身が不安定な状態だと推察されるので、今後、プロジェクトに関して大きな変化がありそうです。
Source : Google グループ
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