ソフトバンク、Sprintの株式をドイツテレコムに売却し、SprintとT-Mobileの合併を実現しようとしていると報じられる
ソフトバンクが米国第 4 位の大手携帯キャリアで同社傘下の Sprint 社を米国 3 位の T-Mobile と合併させるべく暗躍していると CNBC が報じました。
Sprint 社の約 83% の株式を保有するとソフトバンクは、2014 年にも Spint と T-Mobile の合併で交渉を行っていましたが、米国の独禁法違反の疑いなどから規制当局からの反発が強く、断念する結果となりました。
今回ソフトバンクは、低迷が続く Sprint 社の経営権に相当する株式を T-Mobile の親会社であるドイツテレコムに売却することで Sprint・T-Mobile の合併を実現しようとしています。
現在、米国では FCC による周波数オークションの期間中であるため、実際の交渉は行なえず、4 月中旬にもオークションが終了することから交渉が動き出すのはそれ以降になると伝えられています。
また、ソフトバンクは Sprint の全株式を売却するのではなく、少数は手元に残ストも伝えられています。
ソフトバンクが Sprint と T-Mobile の合併を推進するのは上位の Verizon や AT&T に対抗することのほか、今後対応が迫られる「5G」を展開するためには巨額の設備投資が必要になり、両社の合弁によって資金調達をより効率的に進めることを狙ってのことだと思われています。
一方、ドイツテレコムは近年、T-Mobile の支配を徐々に弱めており、その方針は今でも変わりないとされています。そのため、一度ドイツテレコムに売却し合併させた後、再度買収することも予想されます。
Source : CNBC
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