Qualcomm、VoLTEの同時待受(DSDV)や下り1.2Gbpsの「Snapdragon X20 LTE」モデムを発表
米 Qualcomm は 2 月 21 日、下り最大 1.2Gbps へと通信速度を引き上げたモバイルデバイス用の LTE マルチモードモデム「Snapdragon X20 LTE」を発表しました。
X20 LTE モデムは業界初の LTE カテゴリ 18 をサポートしたマルチモード LTE モデムで、製造プロセスに 10nm FinFET を採用しています。5G 要件の一つであるギガビットのスループプットを実現したモデム製品としては Snapdragon X16 LTE に続く 2 作目です。
LTE カテゴリ 18 では、変調方式に 256 QAM を採用し、20MHz 幅の LTE 電波を 5 波束ねて利用するキャリアアグリゲーションによって、下りのスループットは最大 1.2Gbps に達します。Snapdragon X16 LTE よりも 20% 高いスループットです。
また、上りの方は変調方式に 64 QAM を採用し、20MHz 幅の LTE 電波を 2 波束ねて利用することが可能で、最大 150Mbps に達します。
さらに、Snapdragon シリーズでは初めてデュアル SIM・デュアル VoLTE(DSDV)をサポートしており、これあでは不可だった VoLTE での同時待受が可能になっています。
このほか、LTE-LLA や Wi-Fi 5GHz 帯などのキャリアネットワークに割り当てられていない周波数帯の電波で LTE サービスを提供する LTE-U もサポート。
X20 LTE モデムは 2018 年上半期期中に商用デバイスの製品に搭載され始める予定です。
Source : Qualcomm
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