Google、Pixelスマートフォンのカメラで銀河の星座たちを鮮明に捉えることに成功
Google のエンジニアが Pixel スマートフォンのカメラを用いて我々の住む天の川銀河の星座たちを鮮明に捉えることに成功しました。
これは Daydream 開発チームのソフトウェアエンジニアである Florian Kainz 氏が Google Research Blog で公開した実験の結果の記事によるものです。
記事のテーマは低照度時にスマートフォンのカメラを使ってプロ仕様の一眼レフカメラに匹敵する写真を撮影できるのか、です。
Kainz 氏はこの課題をクリアするために、撮影場所や独自のカメラアプリ、Photoshop での PC 処理を駆使して上図のように、星座が鮮明に写る写真を作り上げました。
単純に Pixel のカメラアプリで撮影したわけではありませんが、いろんな撮影技法や機材を駆使すればまるで一眼レフで撮影したかのような写真を作れることが証明されたことになります。
具体的には、フォーカスや ISO 値、露出時間を手動で調節できる Anroid アプリを開発し、2 秒間に 32 / 64 フレームという長時間露光で撮影を行い、それぞれの写真フレームを Photoshop 処理にかけてノイズを除去し、明るさを鮮明さを向上させています。
実験結果の説明はここまでとなっていますが、この一連の後処理がスマートフォン内で完了できれば、理論上は単純にカメラアプリで撮影するだけで上図の様な写真が撮影できることになります。Pixel 2 に期待したいところです。
Google は星空のほかにも、満月の光だけで撮影した写真なども公開しています。
Source : Google
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