Wi-Fi暗号化技術「WPA2」に深刻なセキュリティ脆弱性が見つかる、多くのAndroidにも影響

投稿日時 10月 17th, 2017 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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PC やスマートフォンなど数多くの電子機器に組み込まれている Wi-Fi の暗号化方式の一つ「WPA2」に、深刻なセキュリティの脆弱性が発見され、大きな問題となっています。Android にも Android 6.0 以降のバージョンがこの脆弱性の影響を受けることが分かりました。

WPA2 は、ほぼ全ての無線 LAN 機器に搭載されており、尚且つ、ほとんどの機器でデフォルトの暗号化方式に設定されています。元々はハッキングに対して弱い WPA のセキュリティ強化版として登場した WPA2 ですが、セキュリティ研究家たちの報告によれば、脆弱性を突いた攻撃をされた場合、攻撃者は無線 LAN のパスワードを解読することなく、簡単にネットワーク上のデータを傍受したり、ルーター等のネットワーク機器に悪意のあるコードを流し込むことができるとされています。

セキュリティ研究家たちは「暗号化リセット攻撃(KRACK)」という実験を通して WPA2 暗号化方式の脆弱性を発見しました。

これは Windows、Mac OS、Android、iOS、Linux ベースのディストリに影響を与え、特に Android については、その
41% が攻撃に対して脆弱とされています。

Google はこの問題を把握しており、今後数週間以内にも影響を受けるデバイスにセキュリティパッチを適用する予定だと述べています。

Source : Ars Technica