Pixel 2のカメラに関するQ&A、「HDR+拡張とは?」「4K@60fpsはサポートする?」「4K撮影時にノイズが増えるのはなぜか?」など
スマートフォンの中では最高レベルの写真・動画画質を提供する Pixel 2 シリーズのカメラに関する疑問について、Pixel 2 のカメラ開発をリードしてきた Google のプロダクトマネジメント担当副社長 Timothy Knight 氏が Gadget 360 からのインタビューで回答しました。
同サイトからの質問は、「HDR+ 拡張とは何か?」「Pixel Visual Core は何のためにあるのか?」「4K @ 60fps 撮影をサポートするのか?」「4K 動画でノイズが多いのはなぜか?」「RAW とマニュアル撮影を今後サポートするつもりなのか?」です。
まず、Pixel 2 に搭載された「HDR+ 拡張」モードとは、HDR+ より広いダイナミックレンジで撮影するオプションです。一部の条件下では HDR+ よりも優れた画質になると言われていますが、全般的には HDR+ の画質とほぼ変わらないとのことです。また、HDR+ 拡張が場合は、ゼロシャッターラグが無効になるので、HDR+ の使用を推奨しています。
次に、Pixel 2 シリーズには Pixel Visual Core と呼ばれる Google 独自設計のチップが組み込まれています。これは Android 8.1 Oreo で正式に有効となる見込みです。
このチップによって Pixel 2 の HDR+ 画質や様々な機械学習機能の性能がアップすると予想されますが、基本的に、このチップは外部アプリが Pixel 2 のハードウェアを利用して HDR+ 撮影を可能にするようなことに使用されるとのことです。
さらに、現行の Pixel 2 では 4K 撮影でノイズが多くなると言われていますが、これは撮影時に ISO 値を意図的に上げて明るい映像を撮影できるようにしているためで、明るさと画質をトレードオフにした結果となります。
Pixel 2 の動画撮影では、1080p は 60fps まで、4K では 30fps までのフレームレートでしか撮影できません。iPhone 8 のように 4K でも 60fps をサポートするのかについて、Google は Pixel 2 でサポートする計画はないと述べました。
マニュアル撮影と RAW 撮影の提供については、「検討中」と答えただけで提供の目処はついていません。特にマニュアル撮影には UI の問題があります。何かというと、他社のスマートフォンのように、シャッタースピードやフォーカスのパラメータスライダーを単純に表示することが必ずしもユーザーフレンドリーとは限らないと Google は判断しており、どのようにすれば使いやすいのかも含めて検討しています。
Source : Gadget 360
関連記事
週間ランキング
None Found