UC BrowserがGoogle Playストアで一時配信停止に、ポリシー違反による制裁
Android 向けの WEB ブラウザアプリの中でも人気の高い「UC Browser」が Google Play ストアから一時的に削除された件について、その理由と今後の予定が明らかになりました。
UC Browser は、Alibaba グループの子会社である中国のインターネット企業 UCWeb によって開発されたブラウザアプリで、古くから提供されていることもあり、インドなどの新興市場では Chrome よりもシェアが高く、Google Play ストアから削除されたことが話題となっています。
UC Browser が Google Play ストアから削除された正確な理由は公開されていませんが、UCWeb のエンジニアを名乗る Twitterユーザーの Mike Ross 氏が、『「誤解を招く」あるいは「不健全な」インストール方法を採用しているため、30 日間、Google Play ストアから「一時的に削除」されている』とツイートしています。
また、UCWeb 自身も、「UC Browser の特定の設定が Google のポリシーに準拠していないため、2017 年 11 月 13 日から 7 日間、Google Playストアでの配信を一時的に停止する旨が通知された。現在は、Google Play デベロッパーコンソールに新バージョンをアップロードして審査を受けていると段階です。」との声明を発表しました。
現在、Google Play ストアを UC Browser と検索しても UC Browser の軽量版である「UC Browser Mini ブラウザ」しか表示されませんが、UCWeb は自社の公式サイトでフルバージョンの APK ファイルを公開しており、最新版にアップデートできるようにしています。
UC ブラウザについては今年 8 月にもインド政府の調査によって、ブラウザがユーザーの個人データを中国のサーバーに勝手に送信していることが分かり、当局から適切に修正しなければインドでの配信を強制的に停止にするとの警告も出されていました。
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